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2004年3月 1日

エラリー・クイーンとトマトジュース

書籍・雑誌 | もろもろ

中学生の頃に読んだエラリー・クイーンの作品のどれかで、深酒して頭がガンガンしているエラリーが酔い覚ましに「ウスターソースを入れたトマトジュース」を飲む、という記述がありまして、お酒を飲んでもいい年頃になってからの十年余り、「ちょっと呑みすぎたかも」というときには毎回、思い出しているのですが、まだ一度もトライしてみたことがありません。

「二日酔いの朝はウスターソース入りトマトジュース」というのが、ものすごく当然のことであるかのように書かれていてびっくりした記憶があるのですが、当時のアメリカでは一般的なことだったんでしょうか? もしかして今でも?

理屈のうえでは、100%のトマトジュースというのは要するに原料はトマトだけなのですから、さほど変な味ではないのではないか、という気もしないではありません。トマトジュースは往々にして塩を入れた状態で売られていたりしますし(でも私は塩分無添加タイプが好き)。しかしジュース化されていない生のトマトにマヨネーズを付けると美味しいからと言って、トマトジュースにマヨネーズを投入する人はあまりいないであろうのと同様、トマトジュースにウスターソースっていうのも、わたくしの感覚では、なんだか恐ろしいかんじがするのです。

どなたか、試してみられたツワモノのEQファンの方は、いらっしゃらないでしょうか。

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第76回アカデミー賞

映画・テレビ

さっき、とあるお方からメールで「圧勝したようです」と教えてもらって、慌ててeiga.comで確認してきました。朝のうちは「今日だな」と覚えてたのに、バタバタ過ごしてたらチェックするの忘れてたー。

ひゃー、すごいすごい。『ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還』は作品賞、監督賞、脚色賞、美術賞、衣装デザイン賞、編集賞、メイクアップ賞、作曲賞、オリジナル歌曲賞、音響賞、視覚効果賞の計11冠。ノミネートされてた部門すべて!? 『ベン・ハー』、『タイタニック』に並んで史上最多!?

いや、3部作の最後の最後でも作品賞が取れなかったら、絶対おかしい! 絶対悔しい! とは思ってたけど。作曲賞もぜひもう一度取ってほしかったけど。いろんな技術的な面でだって、前2作のDVDでメイキング映像を見てしまったら、応援せずにはいられない心境ではあったけど。しかしここまで徹底して指輪に行くとは、ちょっとびっくり。

別に権威ある賞をもらった映画が自分にとっていい映画かというと、今まで必ずしもそうでもなかったりしていたことは事実です。それでもやっぱり、『指輪』が世間的にも評価されてるのを見ると、心から「よかったねえ」と思う。あれだけのエネルギーをつぎ込んで、あんなにも素晴らしい体験をさせてくれた人たちには、ぜひとも報われてほしかったもの。第1部も第2部も作品賞を逃がしているので、私としては、これは3部作全体にもらった賞のように解釈していますよ。とにかく、歴史的な作品だったということは、たとえ好みには合わないという人でも、否定できないんじゃないだろうか。自分がかなり贔屓目で見ていることも自覚しているが、色々とツッコミどころはあってもそんなの凌駕するパワーだって絶対あるもん、指輪映画って。おめでとう、おめでとう!(←興奮気味)

……とかなんとか書いてるあいだに、同居人A氏が「『スマスマ』にイライジャ・ウッドが出てるよー」と声をかけてくれたんだが、どうもああいう日本のバラエティ番組に出ている外国人スターっていうのを見るのが苦手で正視できず、結局また仕事部屋に戻ってきました。なんか面白い話は聞けましたかね?>見た人。しかしこんなところにまで営業に来なくてはならないとは、イライジャくんも大変だ(SMAPファンの人ごめん……別にSMAPだからどうってことじゃなくて、とにかく苦手なのはあくまでも「バラエティ番組に出ている海外の映画俳優」なのよん)。

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2004年3月 2日

はてなキーワード

サイト管理

って呼ぶんでしょうか、こういうの? 昨日、ちょこっと1回「スマスマ」なんて単語を出したら、速攻でこんなところで「『スマスマ』を含むページ」としてリストされちゃってました。うわー。キーワード「SMAP」とか「イライジャ・ウッド」でも早速、補足されている模様。

「はてな」の中で日記を書いてる人の文章だけじゃなく、「はてなダイアリー」以外の、ただアンテナに登録されてるだけのページの中からも、該当キーワードを探して表示しちゃうんですね。全然知らなかったよ。びっくり。一般的なロボット対象で検索避けをしている意味が半減です。更新チェックして即、出してるんだろうから、Googleより反映早いし。

こうなると、「はてなの日記は書く分には便利そうだけど、書いてることが不特定多数に筒抜けになっちゃうのが嫌」とか言ってわざわざ自分の借りたスペースにCGIを入れた私の立場はどうなるんでしょう(笑)。どっちみち捕捉されるんじゃん。アンテナの「詳細モード」で表示されるコンテンツがキーワード取得の対象になっているのだとしたら、検索避けをMETAタグだけに頼らず、robot.txtを置けば対処できるのか? よく分かってないんだけど、ちょっと調べてみるか? でもそういうことすると、公開アンテナ経由でアクセスしている人には不親切なんだよね、たしか? それは不本意だ。もうなんか、めんどくさくなってきたなあ。しばらくはこのまま行くかね? ちょっと敗北感。

いつも見にきてくださる方が、はてなを含むさまざまなツールを使って便利に更新チェックしてくださるのは、大歓迎なんですけどねえ。

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2004年3月 4日

一時しのぎの心の平安

サイト管理

数日前、日本ユニセフ協会が寄付者に送ってくれる恒例の「住所ラベル」が届きました。当サイト経由で発生したAmazonアソシエイト・プログラムによる収益金(実際にはアマゾン商品券)相当額を毎回、ユニセフに送っていることに対するものです。

ははは、もうこの住所には、あとちょっとしかいないので、このラベルぜんぶ無駄だわ。残念。2003年第4四半期のAmazon収益金は、新住所記載のラベル狙いでまだ寄付せずに置いてあるので、最後に寄付金を振り込んだのは去年の10月頃のはず。そうか、あんまり意識してなかったけど、募金してから「心ばかりの感謝の印」(と書いてある)が来るまでに、こんなにタイムラグがあったのか。いや、どうなんだろ?「この時期の寄付金に対してこの時期にラベルを送る」とか特に決めてなくて、ただ「こういう募金プログラムもあるんですが、どうですか」というお知らせのダイレクト・メールを発送するシーズンになったら、ついでに入れてるだけなのかも。

ちなみに、Amazonアソシエイト・プログラムには、2002年の2月中旬から参加しています。売上総額の3〜5%にあたるこれまでの収益金額は、大体1年あたり1万円強ってとこ。

同居人A氏は時々、私がアソシエイト・プログラム経由で受け取ったお金をすべてユニセフに送ってしまうことについて、懐疑的な発言をします。レンタル・サーバだって有料のを借りてるんだし、サイトいじりにもかなり時間と手間を費やしているんだから、ささやかな収益金は純粋に自分のために使っていいんじゃないか、と何度も言われています。うーん、だから、自分のために使っているつもりなんだけどなあ。大体、お金はお金じゃん。アソシエイト・プログラムのお金をサイト運営に使って自分のお小遣いをユニセフに送るのも、その反対も、結局は同じことのような。

でも、改めて考えてみたら、A氏の言うことにも一理あるかな?「うちも決してお金持ちではないので、サイト経由で儲かったお金はサイト運営に回させてもらってます」という体裁にしといて、「ユニセフへの寄付はあくまでも私個人のポケットマネーから、できる範囲でやってます」という形にしたほうが、第三者から見れば、理屈としてはすっきりする? 考えようによっては、他人様がクリックしてくれたことで得たお金を自分の名前で寄付するというのも、なんかズルい?

そもそも、スーパーで普段の食材を購入するときには10円の価格差にも悩んでいるような人間が、せっかくささやかにではあれ手にする機会のあったお金を、見たこともない外国の子供を支援する団体に送ってしまうこと自体、おこがましくも現実離れした偽善的行為と受け取る人だっているかもしれない。私にとって「主旨に賛同している団体への寄付」という行為は、ある意味「一時しのぎの心の平安を買うという贅沢」とイコールだ。贅沢にしては、自分のふところは痛んでないんですけど。

また思い返せば、収益金をユニセフに送り始めたきっかけは、「書影やCDジャケ写の画像を使わせてもらうのが目的で参加しているアソシエイト・プログラムで、はからずも自分に利益が発生してしまうと、なんだか後ろめたい」という気持ちだったわけで。そんなことを気にするくらいなら、「サイトで設けたお金はサイトに使う」と宣言するのが、実は一番、明朗会計で健全なのかも。

ただ、むかしむかしそのむかし、いたいけな(ほんとか?)ガールスカウト少女だった頃、風吹きすさぶ街頭で「ユニセフ募金おねがいしまーす」みたいなのをやっていたことのある私としては、自分のサイトのリンクタグにIDを埋め込むという一手間をかけると皆さまの好意(あるいは無意識)のクリックによって少しずつお金が集まってくる……という今のシステムは、あの頃の街頭募金活動の延長線でしかないような気もしているのだ。もちろん、HTML書くほうが、街頭募金と比べると私が費やす労力としては少ないわけだけど。

まあ、とりあえず今のところは、せめて趣味でやってるサイト経由で獲得した微々たる不労所得くらいは、寄付金にさせてもらおうかなあ、というかんじです。今後、生活が切羽詰ってきてレンタル・サーバ代も捻出できず本気で欲しい本も買えないくらいに困窮してきたら、また考えなおしますということで、ひとつ。

ついでに書いておくと、当サイト経由でよく売れるのはやはり、検索避けをしていない「虫干しの部屋」で紹介している金城武のDVDやアレッド・ジョーンズのCD。あと指輪映画公開時期には、トールキン関連物。金城のテレビドラマDVDボックスや、指輪のBBCラジオドラマCDセットなどを、どーんと買ってくださる方が時々いらっしゃって、その月は売上総額が跳ね上がります。

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2004年3月 8日

リーペリンのウスターソース

近況

lea_perrins.jpg

昨日、近所の方々への引越し挨拶の品を買いに行く途中で、先日から妙に盛り上がっているトマトジュースの話題につけていただいたコメントを思い出して、ついつい買ってしまいました。引越し前になにやってんだか。

味見してみたら、やはり日本の一般的なウスターソースのような甘いかんじはないです。ピリっとくる。どうして、Lea & Perrins なのに日本名「リーペリン」なんだろう。別にいいんだけど。

明治屋の商品ページではイギリスが原産国ということになっているのに、買ったボトルについてたラベルでは「原産国アメリカ」となっていたのが気になって Lea & Perrinsのサイトで調べたら、1825年にイギリスで開いたお店がもとだけど、1839年からアメリカに輸出され、その後すぐに米国工場ができてるんですね。エラリー・クイーンが愛用してたのがこれでも、おかしくない?(と、そもそもの話題のきっかけに戻す。)

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2004年3月10日

ウィンドウシラーを目指して

もろもろ

いとうせいこうがさまざまな植物との生活を綴った『ボタニカル・ライフ〜植物生活』(新潮文庫)では、「庭のない都会生活においてベランダで植物を育てる人」を表すのにベランダー」という表現を使うことを提唱しています。庭 (garden) でやるなら「ガーデナー」でもいいけどさあ、庭じゃないもんね、というわけだ。そうすると、庭の場合に「ガーデニング」と呼ばれる行為は、ベランダでやると「ベランディング」?

というのはさておき。わたくしのように、ベランダに出て作業することさえ億劫で、なんであれ室内の窓辺 (windowsill) で育ててしまえと考えるような人間はやはり、この理屈で行けば「ウィンドウシラー」であり、その行為は「ウィンドウシリング」と呼ばれるべきなのかしらん、などと考えている今日この頃なのであります。

ここ2年ほどのわたくしは、根っこのついた植物とは無縁の生活をしてきました。でも、この窓際を見た瞬間、わたくしの脳裏には、かつて一緒に暮らした植物たちの思い出が怒涛の勢いでよみがえったのです。

5年という歳月を共に生き延びてきたのに、あるとき眠るように死んでいったクロトンさん、そろそろ株分けと植え替えしなくちゃいけないのかもと思いつつ小さな鉢に入れたまま放置して枯らしてしまったスパティフィラムさん、珍しくたくさん花をつけたと思って喜んでいたら父に「気味が悪い花だ」とちょん切られてしまった月下美人さん、2年目からはクリスマス前にしばらく遮光してやると赤い葉っぱが出るよと聞いてたのに頑固なまでに緑一色であり続けたポインセチアさん、収穫時期を過ぎても放っておいたら香草(ハーブ)のさわやjかなイメージをくつがえすほどに強く太くたくましく育ってしまったタイムさん、誰に見せても「ニンジンの葉?」としか言ってもらえなかったディルさん。あの頃の私は、あなたがたにとって決してよい主人ではありませんでした。でも見ていてね! 私は今度こそ、熱意(だけは)あるウィンドウシラーとして返り咲くよ!

って、いつまで続く決意なんだか。荷造りに疲れて現実逃避しているだけかも。

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2004年3月11日

ちなみに

もろもろ

ここ最近、日常雑記の中で無意味に写真が使われているのは、初めてトイカメラじゃない真っ当な自分専用のデジカメを買ったからです。MINOLTA DiMAGE X20 DG-20S

今まで時々、同居人A氏に借りて使っていたDigital Revio KD-510Zと比べれば、さほどスペックはよくないですが、トイカメラすれすれ価格の1万円台でポケットに入るサイズで液晶モニタついてるなら、いいんじゃないかな、と。私のお遊び程度の用途なら充分。

あとは私に、もう少し画像補正の腕があればよいのですが。

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2004年3月12日

形あるものみな滅びゆく

近況

持ち物を整理していたらむかしのフロッピーが大量に出てきました。ほとんどがもう、ディスク自体が劣化していてデータが正常に読み出せず。当時は保存するつもりでフロッピーに落としたものが、全然保存されてなかったと判明して、ちょっとショック。失ったからといってものすごく困るわけではないデータばかりなんだけど。存在自体、忘れてたし(覚えてたら、もっと前になんとかしたでしょう)。いまどき "Trumpet Winsock" とか持っててもあんまり意味ないよなー。10年くらい前のNIFTY-Serveの某フォーラムのログとか、改めて見たら見たで、面白かったかもしれんが。

ただ、今は亡き雑誌『Oh! FM-TOWNS』の付録ディスク(その名も「太っ腹FD」)に、いったい何が入っていたのかだけは、妙に気になるなあ。全然記憶にないや。「うんずくん」もといFM-TOWNS本体が現在手元にないので(実家に転がっているはず)、たとえディスクが無事でもどうせテキスト・データくらいしか読み出せないんだけど。

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2004年3月15日

333

ビールラベル

333.jpg

わたくしたちが段ボールと格闘していたあいだに、つい最近までふつうの洋風居酒屋だったはずのところが、いつのまにかアジア料理店と化していました。というわけで、調理に必要な最低限の用具が段ボール山脈のなかに埋もれていることを口実として、さっそく偵察に。

写真は「333(バー・バー・バー)」とかいう、ベトナムのビール。辛い料理にふさわしいさっぱり系。同居人A氏は、アメリカのSamuel Adamsと同系統だと言ってましたが、私はどちらも一口もらっただけだったので、よく分からなかった。

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2004年3月16日

厚底スリッパが必要?

もろもろ

引越し先で私たちが使うことになった2Fのキッチンが、なんとなく使いにくいような気がしていたのですが、突然ひらめきました。調理台・流し台が、どう考えても前のところのものより高い! えー、こういうのって、規格で決まってるんじゃなかったの? 床からの高さを計測してみると、約86cm。

そして、さらに思いついて、親世帯が使うことになっている1Fのキッチンへ巻尺持っていって、流し台の床からの高さを測ってみました。こちらは、今まで使っていたのと同じ80cm。6cmも違うのか! これって、前の住人がわざわざ2Fの若世帯向けキッチンだけ、86cmを選んだってことだよねえ。調理担当者が長身だった?

ところがウェブであちこちのカタログやキッチン・リフォーム関係のページを見てみると、どうやらちょっと前までの標準は80cmだけど、最近は85cmくらいが主流になってきた、ということらしいのです。つまり、むしろ1Fの親世帯向けキッチンのほうに、わざわざむかしながらの低い調理台を選んであるとも考えられるのだ。がーん。

要するに、わたくしの身長が一世代前対応型だと? いや、たしかに同世代の人たちのなかでは低めなのですが。盲点だったなあ。こんなの気軽にさくっと交換できるものでもないけど、なんか悔しいぞ。中古物件の悲哀。慣れれば大丈夫かなあ。

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2004年3月19日

サウスポー疑惑

もろもろ

実際に暮らし始めるまで気付いていなかったのですが、どうも、この家の前の住人は左利きだったのではないかという気がしてなりません。そして私は、右利きなのです。流し台の下のキャビネット扉の裏に取り付けられている包丁挿しの向きだとか、各部屋に入ってすぐのところにある電灯スイッチだとかの、無意識に手が伸びるところがこれまで住んでたことのある家とは徹底して左右逆なので、ちょっとまだ戸惑い気味。

あ、でもまさか、家族全員が左利きってことはないよねえ、たぶん。多数決で左利き優勢だったとか。家を建てるにあたって発言権の大きかった人が左利きだったとか。

おかしなことだけど、こういった前の住人たちの個性を感じさせる仕様を家の中に発見するたびに、私のなかではこの家に対する愛着が増していく。たとえそれが、キッチンの調理台が微妙に高かったり、あれもこれも左利き用だったりと、私自身にとっては、あまりありがたくない仕様であっても。

最初の最初のとき、納得のいくようにしようと考えて考えて造った家なんだろうなあ、と思うと、たとえ今の住人である私には使い勝手が悪くても、なんとなく嬉しくなるのだ。変かね?

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2004年3月22日

TVドラマ「グルメ探偵ネロ・ウルフ」第5話

書籍・雑誌 | 映画・テレビ

いきなり第5話(笑)。

今住んでいるところは、如何様にアンテナを取り付けても衛星放送の電波を正常に受信しない不毛の地域であるらしく、ここいら一帯の家々では、ケーブルテレビへの加入がデフォルトだということなのです。というわけで、我が家でもケーブルテレビ回線が開通しました。当然、前の住人も加入していたので、回線自体はもとから物理的には存在したんですが。NHKの衛星放送が見たかっただけなのに「今月の番組表です」と雑誌のようなものをどどんと渡されて、頭がぐるぐるしています。しかも4月末まではお試し期間として、本来はさらに別途料金がかかるチャンネルも基本料金だけで視聴可能。

で、番組表をぼーっと見ていたらWOWOWでネロ・ウルフやってたので、つけてみました。2001年のアメリカのテレビ・シリーズ。アーチー・グッドウィン役のティモシー・ハットンは、エラリイ・クイーンを演じたこともあるジム・ハットンの息子さんらしい。ほほー。白状すると私、キャスティングのキャプションを見たとき最初はジムのほうと混同しちゃって、「随分とむかしの番組を放送しているんだなあ、そのわりには映像のセンスが現代的だなあ」って思っていました。一世代、新しいのね。

いや、一応自己弁護しておくと、ニューヨークの街並みとか、登場人物の服装とか、みんなきっちり原作設定の20世紀半ば頃(詳しいわけじゃないけど、雰囲気的に)で、違和感ないんですよ。素敵〜。ただ私、この時代のニューヨークを映像で見ちゃうと、どうしても反射的に「おお、この街のどこかにエラリイ・クイーンが!」って思っちゃうんですけど(←エラリイ萌え)。ネロ・ウルフのお話なのに。

しかし昼間っからビール飲んでスペアリブを食べるネロ・ウルフ! 蘭の温室へと続くエレベーター! タペストリーの裏側の覗き穴! 黄色い一人がけのソファ! ミルクを飲むアーチー! 原作の印象的な部分が細部まで再現してあって感動です。私はレックス・スタウトに関してはあんまり真面目な読者ではないので、熱狂的なファンからすると、違うところもあるのかもしれませんが、少なくとも私は感動。執事で料理人のフリッツが「いかにも」で最高! 食べものも美味しそうだし。アーチーの軽妙な喋りも、やっぱり面白い。いいなあ、いいなあ。

それにしても、キャスティング紹介のところでネロ・ウルフ役の人より先にティモシー・ハットンの名前が出て来るのは、なぜだろう。テレビドラマのセオリー的には、やはりおデブな安楽椅子探偵ウルフよりも行動の人アーチーが主役にふさわしい?

今日やってた第5話は、原作の "Eeny Meeny Murder Moe" と "Disguise For Murder"(どちらも、ネロ・ウルフの事務所内で殺人事件が起こる話。多分、未訳)を "Wolfe Stays In" というタイトルでまとめたもの。原作読んでないので、ストーリー的にはどの程度、原作に忠実なのかは分からないのですが、前述のように雰囲気はすごく原作っぽい。WOWOWのエピソード紹介のページは、ひどいなあ。少なくともこの第5話に関しては、間違った記述があるうえにドラマを見る前に分かってしまっていては非常にまずいことをネタバレしている……(と、ここに書くこと自体がネタバレ?)。

明日の第6話で放送終了らしい。ショック。アメリカでの放送時も全6話だったのかなー。『料理長が多すぎる』とか映像で観てみたかったなー(ものすごく制作費がかかりそう)。最終回では『我が屍を乗り越えよ』をやるらしいので、なるべく見るようにしようっと。タイトルとしては直訳されているが実は慣用表現でもあるストーリー終盤の "Over my dead body" というセリフを字幕でどう処理しているかが楽しみだ(なぜそういう変な方向にマニアックな見方を)。

ああしかし、久々にネロ・ウルフ読みたくなってきました。連続で何作も読むと、アーチーの喋くりがうるさくてしんどいんだけどね、たまに懐かしくなるね。

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2004年3月23日

TVドラマ「グルメ探偵ネロ・ウルフ」第6話

書籍・雑誌 | 映画・テレビ

というわけで、第6話「Over My Dead Body」。原作がかなり印象的な話(シリーズ内ではかなりの異色作)なので、すごーく楽しみでしたが、期待を裏切らずドラマ版も面白かった(ストーリーの細かいところ忘れていたので新鮮だったってのもありますが)。クロアチア語で言い争うシーン、こちらはさっぱり分からないんだけど、迫力ありました。やっぱりちゃんと喋ってるのかなー。たぶんセリフ丸覚えなんだと思うけど、すごいなー。

原作シリーズ上では、まだまだこの先も作品が出ているんですが、たった6話しかないテレビ・シリーズで、これを最後に持ってきたのは、妥当でしょう。ネロ・ウルフのキャラにしっかり馴染んでないとあんまり面白くない話だと思う。

昨日の第5話よりもさらに食事のシーンが豪華で、「グルメ探偵」っぽかった。まあ、原題ではドラマ版でも別に「グルメ探偵」なんてキャッチフレーズはついてないはずだけど。

クレイマー警視正(原作和訳版では「警部」だっけ?)が、観れば観るほど、いい味出してます。フリッツもやっぱり素敵ー。この時代のアメリカのファッションも、好きなんだよなあ。男性も女性も、見ているだけでため息。女優さんたちが美しいのは当然として、アーチーやウルフだって、ほぼずっとスーツしか着てないんだけど、小物のあしらいかたとかが素敵。見てて飽きない。ウルフの外出着姿、かわいいなあ(結局、外出はしないんだけど)。ああ、これで放送終了だなんて。ぜんぶビデオ撮っておきたかったなあ。DVD出ないかなあ。

ところで、昨日の第5話の原作のうち、前半の被害者の首にウルフのネクタイが巻きついてたエピソード(Eeny Meeny Murder Moe)は、なんとなく読んだ記憶があるような気がするので、昨日は未訳と書いたけど、もしかしたら邦訳あるのかもしれません。ただネロ・ウルフは何冊か英語版で読んでいるので、ごっちゃにしている可能性もありますが。

ああ、やっぱりネロ・ウルフちゃんと体系的に読みたい……。いつ読むんだ。

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2004年3月25日

藤原智美『「家をつくる」ということ』

読了本 | 書籍・雑誌

2004年3月、講談社文庫〔Amazon〕。親本は1997年12月の単行本(プレジデント社)。

なんでまた、家を買っちゃったあとになってから、こんなもの読んでいるんだ私は。しかし前回の引越しのときも、引越し先が決まってから「収納上手への道はまず物件選びから」みたいなノウハウ本を読んでいたような気がするので、とにかくそういうめぐり合わせになっているのでしょう。

人はなぜ家を買うのか、とか「家族」と「家」の関係とかの分析が色々。
日本の今の一般的な洋風の家のリビングルームが、パーティをするような「公」的空間として扱われていない、という話は、ちょっと目からウロコでした。実母が生きていた頃のうちの実家のリビングはいつも親戚やら近所の人やらが集まりまくりだったんですが、あれは多分、和風の家に住んでたときのお座敷感覚を、住み替え後も引きずっていただけだな。家族のお茶の間とお客さんを迎えるスペースをリビングルームで兼用っていうのは、たしかに子供の頃に住んでた和風の家とは違う構造だ。あと、日本では洋風の家でも必ず「上がり框」があって、そこで靴を脱ぐという動作がインプットされている、とかも言われてみれば。ホテルの部屋など上がり框がないところでは、デフォルトで靴のまま中に入ってもいいんだよねって思っちゃうのは私もそうだ。

私はむかしながらの間取りの和風の家にも、玄関に靴を脱ぐ場所が設けられていない純洋風の家にも、いまどきの日本の和洋折衷な家にも住んだことがあるので、けっこう実感を伴って「ふむふむ」って思う部分が多かったです。

ただ、どうも基本的に「子育て重視」な家族論であり住宅論だったりするので、挙げられている問題点などは、個人的には今のところ、さほど切実には迫って来ず。

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Anchor Steam Beer

ビールラベル

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去年クリスマス・エールを飲んで以来、気になり始めているアメリカのアンカー社が出している中で、一番有名な製品らしい。

基本的にはラガー系なんだけど、エール系のような独特の風味もある、不思議なビール。

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2004年3月28日

ライオン・スタウト

ビールラベル

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原産国スリランカ。かなりメジャーなビールらしいので、わざわざメモを残しておくこともないかもしれないんだけど写真撮ったので一応。

少し前から、同居人A氏のお気に入り。有名ビール評論家が「チョコレート・リキュールのよう」と称したそうですが、そこまで言うかーと思いつつ、たしかに苦味と一緒に、甘味とコクを感じるです。

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2004年3月30日

大森望・豊崎由美『文学賞メッタ斬り!』

読了本 | 書籍・雑誌

2004年3月、パルコ出版〔Amazon〕。

私もたまには世間(←ネット上の、世間)の皆さんと足並みそろえた読書もするんである、ということを主張するために「読了しました」と記録しておく。

文学賞がらみの本というとよくありがちな、投稿者のための傾向と対策本ではなく、あくまでも「読者のための文学賞ガイド」というコンセプトには好感大ですし、ノリのよい対談形式なので読みやすいです。

ただ最近の私の場合は、みずから積極的に書籍周辺の情報を集めたり面白そうな本を求めて情報収集を行ったりということに情熱が失せがちで、手を伸ばしたところにたまたま存在した本を何も考えず読んで面白ければラッキー、面白くなくてもまあそれなりに、という淡々とした読書生活になってしまっているため、ここに書いてあることを知ったからといってどう、ということもないような。うーん。受賞や授賞の裏話なんか小説読む分にはノイズの範疇だよなあ。

とは言え、面白く読んだところも多く。地方のマイナーな文学賞を取り揃えて文学賞甲子園をやっちゃえ! という話で盛り上がる「ROUND 13」の暴走ぶりなど、本当に素晴らしい。

それと、今よりは話題になってる本に手が伸びていたちょっとむかしの話題だと、けっこう懐かしかったりしました。島田雅彦が芥川賞にノミネートされまくり落ちまくっていたことも、なんとなく覚えている(ご本人がこの件について朝日新聞に文章を寄せていたりしたっけ)。メフィスト賞から清涼院流水の『コズミック』(1996年当時の私の感想)が出たときの反響とかも。ちょうどあの頃インターネットにつながり始めたので、ネット上での賛否両論のようすはかなり記憶の中で鮮明(私も釣られて読んだわけだし)。ネット外でも喧喧諤諤だったんだね。

あとは、そうだな、

浅田次郎だって、「うわあ、あざとーい」と笑っちゃうようなとこが面白い。狙った演歌ポップスみたいな。(p.42 豊崎さんの発言)

っていうところがお勉強になりました。浅田次郎ってあのあざとさがどうしてもダメだ……と思っていたんだけど、そうか、むしろそこを楽しむのが正しい読み方だったのか。まだまだ修行が足りませぬ。って、どうも世の中の大半の読者は、斎藤美奈子が『趣味は読書。』で言うところの“善良な読者”であり、あれに素直に感動しているのではないかという気もしないではないのですが。

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