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2004年3月 4日

一時しのぎの心の平安

サイト管理

数日前、日本ユニセフ協会が寄付者に送ってくれる恒例の「住所ラベル」が届きました。当サイト経由で発生したAmazonアソシエイト・プログラムによる収益金(実際にはアマゾン商品券)相当額を毎回、ユニセフに送っていることに対するものです。

ははは、もうこの住所には、あとちょっとしかいないので、このラベルぜんぶ無駄だわ。残念。2003年第4四半期のAmazon収益金は、新住所記載のラベル狙いでまだ寄付せずに置いてあるので、最後に寄付金を振り込んだのは去年の10月頃のはず。そうか、あんまり意識してなかったけど、募金してから「心ばかりの感謝の印」(と書いてある)が来るまでに、こんなにタイムラグがあったのか。いや、どうなんだろ?「この時期の寄付金に対してこの時期にラベルを送る」とか特に決めてなくて、ただ「こういう募金プログラムもあるんですが、どうですか」というお知らせのダイレクト・メールを発送するシーズンになったら、ついでに入れてるだけなのかも。

ちなみに、Amazonアソシエイト・プログラムには、2002年の2月中旬から参加しています。売上総額の3〜5%にあたるこれまでの収益金額は、大体1年あたり1万円強ってとこ。

同居人A氏は時々、私がアソシエイト・プログラム経由で受け取ったお金をすべてユニセフに送ってしまうことについて、懐疑的な発言をします。レンタル・サーバだって有料のを借りてるんだし、サイトいじりにもかなり時間と手間を費やしているんだから、ささやかな収益金は純粋に自分のために使っていいんじゃないか、と何度も言われています。うーん、だから、自分のために使っているつもりなんだけどなあ。大体、お金はお金じゃん。アソシエイト・プログラムのお金をサイト運営に使って自分のお小遣いをユニセフに送るのも、その反対も、結局は同じことのような。

でも、改めて考えてみたら、A氏の言うことにも一理あるかな?「うちも決してお金持ちではないので、サイト経由で儲かったお金はサイト運営に回させてもらってます」という体裁にしといて、「ユニセフへの寄付はあくまでも私個人のポケットマネーから、できる範囲でやってます」という形にしたほうが、第三者から見れば、理屈としてはすっきりする? 考えようによっては、他人様がクリックしてくれたことで得たお金を自分の名前で寄付するというのも、なんかズルい?

そもそも、スーパーで普段の食材を購入するときには10円の価格差にも悩んでいるような人間が、せっかくささやかにではあれ手にする機会のあったお金を、見たこともない外国の子供を支援する団体に送ってしまうこと自体、おこがましくも現実離れした偽善的行為と受け取る人だっているかもしれない。私にとって「主旨に賛同している団体への寄付」という行為は、ある意味「一時しのぎの心の平安を買うという贅沢」とイコールだ。贅沢にしては、自分のふところは痛んでないんですけど。

また思い返せば、収益金をユニセフに送り始めたきっかけは、「書影やCDジャケ写の画像を使わせてもらうのが目的で参加しているアソシエイト・プログラムで、はからずも自分に利益が発生してしまうと、なんだか後ろめたい」という気持ちだったわけで。そんなことを気にするくらいなら、「サイトで設けたお金はサイトに使う」と宣言するのが、実は一番、明朗会計で健全なのかも。

ただ、むかしむかしそのむかし、いたいけな(ほんとか?)ガールスカウト少女だった頃、風吹きすさぶ街頭で「ユニセフ募金おねがいしまーす」みたいなのをやっていたことのある私としては、自分のサイトのリンクタグにIDを埋め込むという一手間をかけると皆さまの好意(あるいは無意識)のクリックによって少しずつお金が集まってくる……という今のシステムは、あの頃の街頭募金活動の延長線でしかないような気もしているのだ。もちろん、HTML書くほうが、街頭募金と比べると私が費やす労力としては少ないわけだけど。

まあ、とりあえず今のところは、せめて趣味でやってるサイト経由で獲得した微々たる不労所得くらいは、寄付金にさせてもらおうかなあ、というかんじです。今後、生活が切羽詰ってきてレンタル・サーバ代も捻出できず本気で欲しい本も買えないくらいに困窮してきたら、また考えなおしますということで、ひとつ。

ついでに書いておくと、当サイト経由でよく売れるのはやはり、検索避けをしていない「虫干しの部屋」で紹介している金城武のDVDやアレッド・ジョーンズのCD。あと指輪映画公開時期には、トールキン関連物。金城のテレビドラマDVDボックスや、指輪のBBCラジオドラマCDセットなどを、どーんと買ってくださる方が時々いらっしゃって、その月は売上総額が跳ね上がります。

Posted at 2004年3月 4日 13:11



All texts written by NARANO, Naomi. HOME