« サウスポー疑惑 | 最近 | TVドラマ「グルメ探偵ネロ・ウルフ」第6話 »

2004年3月22日

TVドラマ「グルメ探偵ネロ・ウルフ」第5話

書籍・雑誌 | 映画・テレビ

いきなり第5話(笑)。

今住んでいるところは、如何様にアンテナを取り付けても衛星放送の電波を正常に受信しない不毛の地域であるらしく、ここいら一帯の家々では、ケーブルテレビへの加入がデフォルトだということなのです。というわけで、我が家でもケーブルテレビ回線が開通しました。当然、前の住人も加入していたので、回線自体はもとから物理的には存在したんですが。NHKの衛星放送が見たかっただけなのに「今月の番組表です」と雑誌のようなものをどどんと渡されて、頭がぐるぐるしています。しかも4月末まではお試し期間として、本来はさらに別途料金がかかるチャンネルも基本料金だけで視聴可能。

で、番組表をぼーっと見ていたらWOWOWでネロ・ウルフやってたので、つけてみました。2001年のアメリカのテレビ・シリーズ。アーチー・グッドウィン役のティモシー・ハットンは、エラリイ・クイーンを演じたこともあるジム・ハットンの息子さんらしい。ほほー。白状すると私、キャスティングのキャプションを見たとき最初はジムのほうと混同しちゃって、「随分とむかしの番組を放送しているんだなあ、そのわりには映像のセンスが現代的だなあ」って思っていました。一世代、新しいのね。

いや、一応自己弁護しておくと、ニューヨークの街並みとか、登場人物の服装とか、みんなきっちり原作設定の20世紀半ば頃(詳しいわけじゃないけど、雰囲気的に)で、違和感ないんですよ。素敵〜。ただ私、この時代のニューヨークを映像で見ちゃうと、どうしても反射的に「おお、この街のどこかにエラリイ・クイーンが!」って思っちゃうんですけど(←エラリイ萌え)。ネロ・ウルフのお話なのに。

しかし昼間っからビール飲んでスペアリブを食べるネロ・ウルフ! 蘭の温室へと続くエレベーター! タペストリーの裏側の覗き穴! 黄色い一人がけのソファ! ミルクを飲むアーチー! 原作の印象的な部分が細部まで再現してあって感動です。私はレックス・スタウトに関してはあんまり真面目な読者ではないので、熱狂的なファンからすると、違うところもあるのかもしれませんが、少なくとも私は感動。執事で料理人のフリッツが「いかにも」で最高! 食べものも美味しそうだし。アーチーの軽妙な喋りも、やっぱり面白い。いいなあ、いいなあ。

それにしても、キャスティング紹介のところでネロ・ウルフ役の人より先にティモシー・ハットンの名前が出て来るのは、なぜだろう。テレビドラマのセオリー的には、やはりおデブな安楽椅子探偵ウルフよりも行動の人アーチーが主役にふさわしい?

今日やってた第5話は、原作の "Eeny Meeny Murder Moe" と "Disguise For Murder"(どちらも、ネロ・ウルフの事務所内で殺人事件が起こる話。多分、未訳)を "Wolfe Stays In" というタイトルでまとめたもの。原作読んでないので、ストーリー的にはどの程度、原作に忠実なのかは分からないのですが、前述のように雰囲気はすごく原作っぽい。WOWOWのエピソード紹介のページは、ひどいなあ。少なくともこの第5話に関しては、間違った記述があるうえにドラマを見る前に分かってしまっていては非常にまずいことをネタバレしている……(と、ここに書くこと自体がネタバレ?)。

明日の第6話で放送終了らしい。ショック。アメリカでの放送時も全6話だったのかなー。『料理長が多すぎる』とか映像で観てみたかったなー(ものすごく制作費がかかりそう)。最終回では『我が屍を乗り越えよ』をやるらしいので、なるべく見るようにしようっと。タイトルとしては直訳されているが実は慣用表現でもあるストーリー終盤の "Over my dead body" というセリフを字幕でどう処理しているかが楽しみだ(なぜそういう変な方向にマニアックな見方を)。

ああしかし、久々にネロ・ウルフ読みたくなってきました。連続で何作も読むと、アーチーの喋くりがうるさくてしんどいんだけどね、たまに懐かしくなるね。

Posted at 2004年3月22日 16:46

コメント

WOWOWのサイトのリンク規定を読んでみたら、けっこうめんどくさいことが書いてあったので、番組紹介ページへのリンクは外しました。

投稿者 ならの : 2004年3月23日 23:31





All texts written by NARANO, Naomi. HOME