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2004年3月25日

藤原智美『「家をつくる」ということ』

読了本 | 書籍・雑誌

2004年3月、講談社文庫〔Amazon〕。親本は1997年12月の単行本(プレジデント社)。

なんでまた、家を買っちゃったあとになってから、こんなもの読んでいるんだ私は。しかし前回の引越しのときも、引越し先が決まってから「収納上手への道はまず物件選びから」みたいなノウハウ本を読んでいたような気がするので、とにかくそういうめぐり合わせになっているのでしょう。

人はなぜ家を買うのか、とか「家族」と「家」の関係とかの分析が色々。
日本の今の一般的な洋風の家のリビングルームが、パーティをするような「公」的空間として扱われていない、という話は、ちょっと目からウロコでした。実母が生きていた頃のうちの実家のリビングはいつも親戚やら近所の人やらが集まりまくりだったんですが、あれは多分、和風の家に住んでたときのお座敷感覚を、住み替え後も引きずっていただけだな。家族のお茶の間とお客さんを迎えるスペースをリビングルームで兼用っていうのは、たしかに子供の頃に住んでた和風の家とは違う構造だ。あと、日本では洋風の家でも必ず「上がり框」があって、そこで靴を脱ぐという動作がインプットされている、とかも言われてみれば。ホテルの部屋など上がり框がないところでは、デフォルトで靴のまま中に入ってもいいんだよねって思っちゃうのは私もそうだ。

私はむかしながらの間取りの和風の家にも、玄関に靴を脱ぐ場所が設けられていない純洋風の家にも、いまどきの日本の和洋折衷な家にも住んだことがあるので、けっこう実感を伴って「ふむふむ」って思う部分が多かったです。

ただ、どうも基本的に「子育て重視」な家族論であり住宅論だったりするので、挙げられている問題点などは、個人的には今のところ、さほど切実には迫って来ず。

Posted at 2004年3月25日 22:08



All texts written by NARANO, Naomi. HOME