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2004年4月 1日

我が家のお姫さま

もろもろ

前から使っていた電動ブレンダーがボロっちくなってきていたので、この際だから引越しを機に買い換えますか、と先日処分したのでした。で、どうせなら今度はデザイン的にも気に入るやつを、と電気屋さんの家電コーナーをうろうろしてみたものの、どうにも心が決まらない。そんなに毎日酷使するわけでもないので大金注ぎ込む気はないし、かと言って、なんでお手頃価格のブレンダーはみんな、なよなよっとした白いプラスチック本体にのーてんきな果物のイラストが入ったようなのばっかりなんでしょうか。もっと、ただただシンプル〜で頑丈そう〜なのが欲しいんだよー。もういっそ、現物見ずにAmazonで小泉成器の買っちゃうかねー。写真を見たかぎりでは、見た目はけっこう好きだ。安いし。

……とかなんとか言ってたんですが、昨日たまたま行ったホームセンターで、商品入れ替えに伴う処分品として3,000円均一で家電製品がごろんごろんと置いてあるなかにブレンダーがあるのを発見。

3,000円かー。うーむ、それなりでしかないんだろーけどまあいいかと思ってた小泉のやつよりさらに安いのね。デザインは好きだなあ。でもプリンセスぅ? 知らんぞそんなメーカー。日本のじゃないじゃん。オランダの会社ぁ? すげー怪しいなあ。なんでまたそんなものがわざわざ日本で売られているんだ。マニュアルだってきっといい加減に違いない。一見して頑丈そうだが実はすぐ壊れるんじゃないか? でもデザインは悪くないなあ。いやかなり積極的に好きだなあ、どっしりシンプルでステンレスで。えーい、いいやもう、使えなくても諦める。駄目元で買っちゃえーっ!

と、いうわけで、ぐるぐる考えをめぐらせたのちにかなり自棄っぱちで買ってきました。で、一応素性など調べておこうと、メーカー名をウェブで検索――あれれ? えーと、もしかしてけっこうちゃんとしたメーカーですか? 私が無知だっただけ? えーと、型番を見るかぎりは、どう見てもこれと同じものだよなあ。ニセモノってこともないよなあ。Princess Z-PM2046。Amazonで13,650円……。えーと、もしかして私なんかが使うにはちょっともったいない品だったんですか? なんだか狐につままれたような。とにかく、不良品でないかぎりは遠慮なくがんがん使っても当分壊れることはなさそうですね。氷も(一緒に水を入れたら)ちゃんと砕いたし。

Princess Z-PM2046

しかしあのホームセンター、同じメーカーのトースター(お店にあったのよりちょっと機能劣るやつがAmazonで8,400円)も、ジューサー(Amazonで21,000円)も、みーんな一律3,000円の値札貼ってあったよ。なんて豪快な(ちょっと感心)。

ポップアップ式なのにホットサンドも作れてクロワッサンやロールパンが温められて上部にフタがついてるトースターはかなり素敵で、とっても心惹かれたです。うちの今のトースターがもっと古ければ買っちゃったのに。3,000円なら。でもこれだとお餅が焼けないからなあ(オランダに餅があるかい!)。

それにしても、メーカーのウェブサイトで見てすごーく気になっているのが、電気炊飯器兼蒸し器ってやつ……。写真を見るかぎりでは中国料理をターゲットにしてるかんじなんだけど、オランダって、一般の家電メーカーがこういう製品を出して商売になるほど中国人多いの?(いやチャイナタウンはありとあらゆる国にあるんだろうとは思いますが)この炊飯器、蒸し器と兼用だけあってなんか付属品が面白そうだ。見た目レトロだし。

とりあえず、ミキサーは宝の持ち腐れにならないようせいぜい使うか。今日はポタージュでも作ろう。

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2004年4月 2日

Loser Dog Nation

書籍・雑誌

『ニューズウィーク日本版』4月7日号に「日本は負け犬国家だ」というタイトルで、三十代の未婚女性をテーマとした酒井順子さんの『負け犬の遠吠え』(講談社)を取り上げた記事。

日本版はまだ最新号なのでウェブ上に記事は出ていないと思いますが(いや、日本語版は記事のウェブ公開はないんだっけ?)、オリジナルの英文記事は "Letter From Tokyo: Loser Dog Nation"……なのかな? タイトル同じでも、かなり日本版の記事とは内容違うぞー。どういう編集判断なんだか(しかし署名を見るかぎりでは、英語版も日本語版も、同じ記者が手がけてるんだよなー)。

日本語版は、毒にも薬にもならん著者インタビューがメインで(というか、「負け犬」が話題になり始めてから酒井さんのインタビューあちこちに載りすぎ)、あたり障りはないんだけどなんか焦点ぼやけているような。英語版のほうは、英語圏の読者に日本の世間の空気を説明する必要性があると判断したのだろうけど、記事を書いた記者本人(Newsweek Internationalに勤める日本人社員?)の実感こもったエピソード(最近まで「負け犬」定義に当てはまっていた記者が、結婚したとたんに周囲から「やっと一人前」と言われるようになった、みたいな話とか)も盛り込んだりして、かえってこっちのほうが日本人の私が読んでも意図が明確で面白かった。

『負け犬の遠吠え』、ずいぶん前に目は通しているんですが、感想書いてなかったな。この項続く……かも。なんかさ、この「負け犬」というキーワード、インパクトがあまりに強いせいか、最近どうも一人歩きしちゃってるような気がします。

もともとこの本の根底にあるノリっていうのは、「別に私たち未婚で未経産の女性としては『私は私、あなたはあなた』で全然オッケーで、今の状況のメリットもデメリットも他人に言われるまでもなく分かっているし、悪気があってこの生き方になってるわけじゃないんですけど、どうも世間では暗黙の了解として「結婚できなくてかわいそう」とか「子供も産まずけしからん」ってことになっているみたいですし、説教してくる人にいちいち反論して平行線に終わって無駄にエネルギー消費するよりは、『はいはい、私たちは負け犬でございますよ、あなたがたはお偉くていらっしゃいますね』と一歩引いて(あしらって)おくのが吉じゃない?」ってなかんじなんじゃないかと思うんですが、どうでしょう?

というわけで、「負け犬」という言葉にことさらに噛み付いて「子持ち主婦だって無条件に幸せなわけじゃない」だの「勝ちか負けかは一概には判断できない」だの、さらには「人生に勝ち負けを持ち込むのはどうか」なんて今更なこと言っちゃってるコメントを目にすると、なんとなく割り切れない気持ちがするのです。なんつーか、こう、「皆さん真面目なのね、はー」って気分。

個人的には、この本の図式内では中間ポジションにあたる「既婚、子供なし」という場所にいるものの、どっちかというと負け犬メンタリティだしな、私。

しかし『Newsweek』に取り上げられるほどになりましたか、負け犬。そんなに社会現象化していたのか、負け犬。十代の頃、雑誌『Olive』で女子大生お姉さん「マーガレット酒井」の連載ページを読んでいた身としては、感慨深いものが。

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2004年4月 9日

ひだまり

言葉

Googleでは、現在「陽だまり」26,600件、「日溜り」4,320件、「日溜まり」8,470件。陽だまり圧勝。

ちなみに『広辞苑』では「日溜り」のみ、角川の国語辞典では「日だまり(日溜)」、新明解では「日溜(ま)り」となっており、「陽だまり」を記載しているものはありませんでした。すべて古い版なので、最新のだと違うかもしれないけど。

MS-IMEで「ひだまり」を初めて変換すると、第1候補が「陽だまり」なんだよなあ(それで「え?」と思って世間一般の人はどう書いてるのかGoogleで検索してみた)。そのせいか?

どうでもいいが、私は「ぐぐる」という動詞が、書き言葉だとどうしても抵抗があって使えません。他人が使ってるのは、なんとも思わないのに。頭カタい? そのわりには、乱れた日本語書いてるような気もする。

そして一週間ぶりの更新がこんなんですみません……。

Posted at 09:18 | 個別リンク用URL | コメント (0) | トラックバック (0)

こちらでもカイニン問題

言葉

おお、先日ここでも話題にした「懐妊」という言葉についてなんですが、どうやら岩波の国語辞典では、「自分・身内には」使わない言葉だという説明があるようだ。ほかの辞典では、「妊娠」の同義語、みたいな説明しかなかったのに。詳しくは、ぱとさんの0.3% Weblogで。

身内に使わないだけでなく、そのへんの一般人に対して使ってもおかしくて、「身分の高い」人だけに使う言葉だという、中野翠とどらさんと私(と、ぱとさんも?)の共通認識をはっきりとサポートしてくれてる辞書にはいまだ出会えず。うーむ。

しかしそれにしても、またまた引き合いに出されているのは辻仁成か……。実は「身内に対しても『懐妊』を使おう運動」の活動家なのかもしれませんね(とか言ってみる)。

Posted at 09:54 | 個別リンク用URL | コメント (6) | トラックバック (1)

2004年4月19日

みくだりはん。

言葉

わたくしが初めて「三行半(みくだりはん)」という日本語を知ったのは、たしか中学生の頃、めるへんめーかーさんの漫画においてでありました。めるさまの作品には、童話風世界をアレンジしたようなお話がとても多いのですが、このときも、王子さまに愛想を尽かしたお姫さまが三行半を突きつけて奔走、というような文脈で出てきた言葉であったと記憶しています。

以来、わたくしはずっと、三行半というものを「パートナーに見切りをつけたときにお別れを言いわたすためのもの」として認識してまいりました。そして、つい最近になって、たまたま『広辞苑』(また『広辞苑』かよ……岩波の電子版が欲しい)でこの単語の項目を目にして、愕然とすることになったのです。

みくだり-はん【三行半・三下半】
(江戸時代、簡略に離婚事由と再婚許可文言とを3行半で書いたからいう)夫から妻に出す離縁状の俗称。

ちなみに、「書いたからいう」という部分は、原文ママでございます(第5版EPWING版)。それはともかくとして。み、三行半って、定義としては「夫が妻を」離縁する場合限定だったのっ!? めるさまの作品と逆ですがな!

まあたしかに、江戸時代ならきっと「妻が夫を」離縁するというケースはあり得ないことになってたんだろうけど。現代において比喩として三行半という表現を使っている用例を探せば、「妻が夫を(あるいは、婚姻関係にない男女の場合において、女性が男性を)」のケースは山ほど出てくると思うぞ。なのに辞書の語釈では、「夫から妻」限定なのかあ。

「身内にも『懐妊』を使おう運動」は嫌だけど、「妻が夫に見切りをつける場合も『三行半』を使ってもいいことにしよう運動」は、なんとなく支持したいような気がする、結婚7年目突入直後の春(他意はなし)。

Posted at 16:06 | 個別リンク用URL | コメント (5) | トラックバック (0)

2004年4月20日

ブルックリン・ラガー

ビールラベル

brooklyn.jpg

アメリカ禁酒法時代(1919〜1933)の前からニューヨークの醸造所で使われていた製法を1988年に復活させた製品だとか。ていうわけで、ビール好きのネロ・ウルフ(というかレックス・スタウト)が飲んでた味に近いのかもしれません。1919年当時レックス・スタウト33歳。

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2004年4月28日

カンカンとケンケン

言葉

33歳にして生まれて初めて「侃侃諤諤(カンカンガクガク)」と「喧喧諤諤(ケンケンガクガク)」の明示的な違いを調べたので、よその人には何を今更かも知れんが記念にメモっておく次第。いつものように『広辞苑』第五版だ。

ちなみに「侃侃諤諤」はそれ自体では語釈の記載がなく、「→侃諤に同じ」としか書いてないので、「侃諤」のほうが一般的なのかと思いきや、デフォルトのIS-IMEでは「侃侃諤諤」は変換するのに「侃諤」を変換しないのであった。

かん‐がく【侃諤】
剛直で言を曲げないこと。遠慮することなく議論すること。侃々諤々。

けんけん−がくがく【喧喧諤諤】
(「喧喧囂囂けんけんごうごう」と「侃侃諤諤かんかんがくがく」とが混交して出来た語) 多くの人がいろいろな意見を出し、収拾がつかない程に騒がしいさま。「―として議長の声も聞こえない」

ついでに

けんけん−ごうごう【喧喧囂囂】
たくさんの人が口々にやかましく騒ぎたてるさま。「―たる非難」

ってことは「喧喧諤諤」は、比較的新しい言葉なのか? 少なくとも「侃侃諤諤」と「喧喧囂囂」よりは新しいんだな?

淡々と静かに行なわれる話し合いであっても、互いに絶対に自説を曲げず意見の歩み寄りが見られない……というようなのは「カンカンガクガク」、みなさん自説を曲げないのみならず、もう相手の話を聞こうという姿勢もなくてただただうるさいよ……ってかんじになっちゃったのが「ケンケンガクガク」、もはや話し合いとさえ言えないくらいみんなで好き勝手に騒ぎ始めたら「ケンケンゴウゴウ」ってかんじでイメージしとけばOK?

現実には、一つの話し合いが時間の経過とともに「カンカンガクガク」→「ケンケンガクガク」→「ケンケンゴウゴウ」と展開していくことはあり得るよなあ。三段活用か(ちょっと違う)。

Posted at 21:55 | 個別リンク用URL | コメント (2) | トラックバック (1)

2004年4月29日

シュパーテン

ビールラベル

spaten.jpg

普段はあまり飲まないドイツ・ビール。醸造所ミュンヘンだって。わたくしは寡聞にして知らなかったのですがかなり大きな会社であるらしく、原産国はドイツなのですが、輸入元はアメリカ支社なのでした。最初から輸入用としてボトル詰めしているようだ。説明書きのラベルが英語だし。これを飲むと車や機械の運転に支障をきたしたり健康を害したりするおそれがあります……みたいなことを書いてあるんですが、アメリカではそんな自明なことをわざわざ書かないとお酒が売れないのか。ドイツ版にも書いてあるんだろうか。

どーでもいいが、同居人A氏はいつも、飲んだビールのラベルを細心の注意を払って破らないようきれいに剥がしているのだが(勝手に瓶を片付けると怒られる)、それをファイリングしたりスクラップ・ブックに貼ったりしているようすもなく、みないつのまにかなくなっている。あれは、なんのために剥がしているのだろうなあ。とりあえず今回はスキャンして日記に貼って活用してあげたよ>A氏。

Posted at 15:22 | 個別リンク用URL | コメント (0) | トラックバック (0)

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