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2004年4月28日

カンカンとケンケン

言葉

33歳にして生まれて初めて「侃侃諤諤(カンカンガクガク)」と「喧喧諤諤(ケンケンガクガク)」の明示的な違いを調べたので、よその人には何を今更かも知れんが記念にメモっておく次第。いつものように『広辞苑』第五版だ。

ちなみに「侃侃諤諤」はそれ自体では語釈の記載がなく、「→侃諤に同じ」としか書いてないので、「侃諤」のほうが一般的なのかと思いきや、デフォルトのIS-IMEでは「侃侃諤諤」は変換するのに「侃諤」を変換しないのであった。

かん‐がく【侃諤】
剛直で言を曲げないこと。遠慮することなく議論すること。侃々諤々。

けんけん−がくがく【喧喧諤諤】
(「喧喧囂囂けんけんごうごう」と「侃侃諤諤かんかんがくがく」とが混交して出来た語) 多くの人がいろいろな意見を出し、収拾がつかない程に騒がしいさま。「―として議長の声も聞こえない」

ついでに

けんけん−ごうごう【喧喧囂囂】
たくさんの人が口々にやかましく騒ぎたてるさま。「―たる非難」

ってことは「喧喧諤諤」は、比較的新しい言葉なのか? 少なくとも「侃侃諤諤」と「喧喧囂囂」よりは新しいんだな?

淡々と静かに行なわれる話し合いであっても、互いに絶対に自説を曲げず意見の歩み寄りが見られない……というようなのは「カンカンガクガク」、みなさん自説を曲げないのみならず、もう相手の話を聞こうという姿勢もなくてただただうるさいよ……ってかんじになっちゃったのが「ケンケンガクガク」、もはや話し合いとさえ言えないくらいみんなで好き勝手に騒ぎ始めたら「ケンケンゴウゴウ」ってかんじでイメージしとけばOK?

現実には、一つの話し合いが時間の経過とともに「カンカンガクガク」→「ケンケンガクガク」→「ケンケンゴウゴウ」と展開していくことはあり得るよなあ。三段活用か(ちょっと違う)。

Posted at 2004年4月28日 21:55

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"カンカンとケンケン"へのトラックバック記事:

» 侃々諤々 from 0.3% Weblog
虫のいい日々の「カンカンとケンケン」とは、直接的にはまったく関係ないんですが(なのにトラックバックしてみたりする)。 漢字をじーっと見つめていると、なにか別のものに見えてきたりすることがないだろうか。... [続きを読む]

トラックバック時刻: 2004年4月30日 03:26

コメント

とりあえず熟語の意味とは全然関係ないところで……。

「侃侃諤諤」の「侃」の字ですが、じーっと見つめていると……

   火星人が杖かなんか持ってるところ

に見えてきませんか? きませんかそうですか。
「諤」のほうは、眼鏡かけて口を開いてしまった人の顔(携帯電話でしゃべりつつ)、という感じも。

失礼しましたー。

投稿者 ぱと : 2004年4月30日 03:15



トラックバックのほうにウケたー。あのトラックバックがあったら、ここにコメントするまでもないのでは(笑)。いやいや、コメントがあるというのも嬉しいものですが。

「侃」、言われてみれば、ちょっと火星人っぽいかもしれませんね。『漢字源』によると「侃」は「性格などが強いさま。のびのびとして、ひるまないさま。」だそうですので、「侃」がたくさん生息する火星は、なかなかに明るく前向きな社会っていうかんじではあります。でもみなさん自説を曲げず妥協を知らないので、ちょっぴりまとまりは悪いかも。

投稿者 ならの : 2004年4月30日 19:35





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