« 「LOVERS」予告編を観て、つらつらと。 | 最近 | 法則を知りたい »

2004年6月29日

嶽本野ばら『下妻物語』

読了本 | 書籍・雑誌

小学館文庫、2004年刊。親本は2002年。【Amazon.co.jp】

小学館から最近新しく出た文芸誌『きらら』のウェブサイト「WEBきらら」においてPDFで提供されている番外編がやたら面白いので、本編を買ってきました。うむ、映画公開中なので表紙が……まあ、いっか。

ロリータ・ファッションに生きる女子高生・桃子と、同い年で舗爾威帝劉(ポニーテール)という暴走族のレディースに所属する田舎のヤンキー・イチゴのクールで熱い友情物語。

何もかも正反対とも思える二人だけれど、自分にとって一番大切な、決して譲れないものがちゃんと分かっているという点では、すごくよく似た二人でもある。コメディとして書かれていながら、これまでに読んだこの作者のシリアス路線の作品と同じく、「少女の矜持」というものがしっかりと詰まっていて、じんわりと感動的でした。

イチゴのお馬鹿発言も可愛いが、私のツボはやっぱり無駄な雑学を山のように抱えている語り手の桃子。なんでそんなモノを知っている!?……と突っ込みたくなるところ満載の連想のつながりっぷりが素晴らしい。

映画もすごく評判いいみたいなので、観てみたいなあ。いつまでやってるのかなあ。

Posted at 2004年6月29日 11:20



All texts written by NARANO, Naomi. HOME