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2004年8月29日

『LOVERS』(小説版)

読了本 | 書籍・雑誌 | 映画・テレビ

李馮(著)、千夜ハルコ(翻訳)。角川文庫2004年8月。【Amazon.co.jp】

映画本編を観てメイキングを観て、さらには小説版まで読んでますよ。観る前はすんごくテンション低かったのに、なんかいきなりハマってますよ。

いつもなら、映画のノベライズなんてわざわざ読まないんですが(原作付きの映画じゃなければ、映画のほうがオリジナルなわけだし)、今回は映画と小説版でかなり内容が違うらしかったので、ちょっと興味を引かれました。作者は本職の小説家で、映画の脚本にも参加した人。

これも、意外なくらい面白かった。映画よりもずっと入り組んでて。映画を観ていると、やはり主役は金城くんかなー、と思うんですが、小説では一貫して、アンディ・ラウが演じていた劉(リウ)視点の一人称。映画でもかなり裏表のあるキャラだった劉が、さらに複雑な人物になってます。映画よりも、さらに哀れを誘う面も。

でも、惜しいなあ。小説版はアニタ・ムイが亡くなった時点でボツになった設定で書かれているそうなんだけど、絶対、アニタ・ムイがやるはずだった「大姐(タージエ)」という登場人物がいたほうが、面白い。一方にこの「大姐」がいて、もう一方にチャン・ツィイー演じる「小妹(シャオメイ)」がいる、というほうが断然いい。

あと、大姐がいなくなった(というか、重要度の低い登場人物に格下げされた)ことで、アンディ・ラウの見せ場もかなり減ったんだなあ、ということが分かる。惜しいわー。

追記:翻訳者のプロフィールを見てたら、別ペンネームが「浦川とめ」さんとのことで、どっかで聞いたような、と思ったら、この方なんですね。なるほど……。

Posted at 2004年8月29日 21:01



All texts written by NARANO, Naomi. HOME