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2004年9月14日

すっかり見逃してた

書籍・雑誌

ちょっと前に、本国では忘れられてるエラリー・クイーンが日本ではまだ読まれてる……ということに言及したばかりのところでしたけれど。

それどころか先月末には、ダニエル・ネイサン著『ゴールデン・サマー』(東京創元社)なんて本が出てたんですね! 腰を抜かすほど驚いたよ!

かれこれ二十年近く前にフランシス・M・ネヴィンズ Jr.著『エラリイ・クイーンの世界』(早川書房、1980年)で、クイーンの片割れフレデリック・ダネイが1953年に本名で書いた自伝的小説としてこの "Golden Summer" の存在を知って以来、ぜひ読んでみたいと思っていたのです。でもとっくに絶版だし、クイーン名義の本でさえ品薄になっている現代のアメリカで復刊される可能性はまずないし、古書を探して競り落とすほどの根性もないし、もう一生、読むことはできないのだと半ば諦めていたのですね。

それがなんと、日本では、21世紀になってから新刊として出ちゃうんだもの! やっぱり日本って、翻訳出版に関してはすごーくヘンな国だと思う(笑)。ああ、日本に生まれてよかったなあ。じーん。

反面、どんなに良書でも、いったん出版された本がいつまで入手可能であるかは怪しかったりするのが難点だけれどねえ。『エラリイ・クイーンの世界』も、Amazonでは書誌データさえ出なかったよ。本来ならファン必携の素晴らしい本なのに……。

Posted at 2004年9月14日 18:01



All texts written by NARANO, Naomi. HOME