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2004年9月24日

看板に偽りあり

映画・テレビ

先日「インファナル・アフェア」を観てから、にわかにアンディ・ラウが気になっている今日この頃。思えば8月末の「LOVERS」のときから、ちょっと「おお?」ってかんじだったかも。多分、「LOVERS」を観てなかったら、「インファナル……」に手を出すこともなかったでしょう。

トニー・レオンが「インファナル・アフェア」で大きな賞を取ったことは知っていますし、ウェブ上でいろんな人の感想を見ていても、2人の主役のうち、トニー・レオンを絶賛している人のほうが断然多い。ストーリー上でも、判官贔屓な人ならきっとトニー・レオンが演じた「ヤン」のほうを応援したくなると思う。でもある意味、私にとってはトニー・レオンの演技が「素晴らしい」のは、ごく当然のこと、デフォルトだったのですね。

で、私個人は、アンディ・ラウの演技が、なんだか面白いぞ、と思ったのです。トニー・レオンとは違って、アンディ・ラウは、ストーリーの都合上、本当に最後の最後まで、観客にさえ本心をさらけ出して共感を誘うような表情を見せることができません。それでも、どういうわけだか、ものすごく引き込むものがあったんだよなあ。

私は、香港映画が好きとか言いつつ、なんかあんまり正当派じゃないところから横入りして、そのままコアな部分には行かず、周辺をぐるぐる回っているかんじの中途半端なファンなので、香港映画好きなら基本でしょう、というような映画や俳優を、よく知らなかったりします。アンディ・ラウも、香港では大スターである、ということくらいしか分かってなくて、しかも「大スター」と認識しているからこそ、なんとなく固定イメージを抱いている部分がありました。それが、どうもちょっと、思ってたのと違うみたいだなあ、と。で、この際だから、もうちょっとほかのも観てみたいなあ、と。

というわけで、勇んで近所のレンタル・ビデオ&DVD屋さんに行ったのです。折りよく、公開中の「LOVERS」に合わせて、入ってすぐのところに関係作品コーナーがしつらえてありました。ラッキー♪

ところが、です。チャン・イーモウ監督作品は、並んでいます。それとダブるのもあるけど、チャン・ツィイーの出てくる作品も揃っています。金城くんの映画も、全作品あるわけじゃないけど、それなりの品揃えです。なのに、なのに。デビュー以来100本以上の映画に出演しているアンディ・ラウのDVDやビデオが、1つも入ってないよ、このコーナー! アンディ・ラウもストーリーの鍵を握る主役の一人じゃんかーっ! 金城武とアンディ・ラウが並んだら、アジア映画俳優としての「格」はアンディ・ラウのほうが疑問の余地なく上のはずなのに(←金城ファンなんだけどね、私は)なんでーっ!?

動揺しつつ周囲を見回すと、ちょっと離れたところに「アジアン・エンターメイント」というコーナーがありました。よし、今度こそ! 勢い込んで小走りに突き進みましたとも。

ところが、です。いくら探しても、どれもこれも韓国の作品ばかりなのです。もう、100パーセント、韓国映画と韓国TVドラマ。がーーーっ。だったら「アジアン」なんて書くんじゃなーーーいっ。「韓国コーナー」って名前にしとけーーーーっ!

なんだかなあ。今って、世の中の認識はほとんど「アジア映画=韓国映画」になっちゃってるのかしら。いや、いいんですよ。でもお願いです、お願いです、韓国モノしかないところに「アジア」って書くのはやめて……(脱力)。

Posted at 2004年9月24日 22:23



All texts written by NARANO, Naomi. HOME