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2004年12月27日

ハーバー・ウェイブ

言葉

スマトラ沖地震関係、大変ですね。……というときに、大変不謹慎なのですが、前々から気になってたこと。海外報道でも、津波のことはいつもtsunamiとして言及されてるけど、英語圏って「津波」という概念ないのか?

で、思い立ってちょっと検索してみたら、ワシントン大学の、こんなページに行き当たりました(↓)。
What does "tsunami" mean?

津波という現象は、昔は一般に"tidal wave"、学術的には"seismic sea wave"と呼ばれていたが、「tidal(潮の干満による)」というのは間違いだし、「seismic(地震による)」というのも、津波の原因は常に地震とは限らないので誤解を招く、と。なるほどなるほど。要するに、もともと的確な英語表現がなかったのか。

しかし、そこで新たな純正英語表現を作らずに、すでに存在した「tsunami」という日本の言葉を持ってきて「英語表現としても正解」と定めてしまった過程に、ちょっと興味あるなあ。そういうのって、どこで誰が決めるんだろう。

ちなみに上記のページでは、日本語の「津波」の意味は "harbor wave" であると説明されています。

本来、外来語(英語にとっての)の場合は、複数形の語尾変化などについて一般的な英単語の法則を適用させないのが文法的には正しいはずなんですが(少なくとも私はそう習った)、tsunamiについては、頭文字のキャピタライズもしないし、複数形だと "tsunamis" になっていて、もう完全に、普通の英単語の扱いなのですね。ふーん。

Posted at 2004年12月27日 20:24

コメント

ここを読んでくださっている某氏より、12月29日付の朝日新聞「天声人語」に、tsunamiが取り上げられているとご教示いだたきました。

英文中でtsunamiという単語が最初に使用されたのは、1867年。2万人以上が犠牲になった1866年の三陸大津波に関する小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)の文章だそうです。

投稿者 ならの : 2005年1月 2日 23:17





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