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2005年8月10日

『マジック・キッチン』

映画・テレビ

2003年の香港ラブコメ映画。原題:『魔幻厨房 (Magic Kitchen)』。監督:李志毅(リー・チーガイ)。出演:サミー・チェン(鄭秀文)、ジェリー・イェン(言承旭)、アンディ・ラウ(劉徳華)他。

先月、台湾アイドル・ユニット「F4」特集の一環として都内で公開されていたのですが、観に行けなかったので、英語字幕付きDVD。日本公開版はF4のメンバーであるジェリー・イェンの北京語音声を残して、ほかのキャストの声が吹き替えとのことでしたが、私はアンディ目当てなので、広東語音声(ジェリー・イェンが吹き替え)で鑑賞。ちなみに、エンドロールで流れる主題歌も、広東語モードではサミー・チェン、北京語モードではジェリー・イェンが歌ってました。

ヒロインのヨウ(サミー・チェン)は、私房菜館(マンションなどの一室でおもてなしをする予約制の隠れ家的レストランのことをこう呼ぶらしいです)のオーナー・シェフ。彼女の弱点は、お店で出している好評料理がすべて、天才シェフだった母親のレシピ・ブックそっくりそのままだということ。ヨウ本人は、母の死後に譲り受けたお店を引き続き切り盛りできるだけで満足しており、自分で何か工夫を付け加えようなどという気概はありません。

しかしヨウのアシスタント、クーリー(ジェリー・イェン)は、ヨウに料理人としての積極性を発揮してもらいたくて、日本の料理番組(「料理の鉄人」みたいなやつ)への出演依頼を受けるように熱心に勧めています。その料理番組について説明を受けるために訪れた東京で、ヨウは思いがけず、ずっと忘れずにいた昔の恋人チュアンヨウ(アンディ・ラウ)と再会。チュアンヨウとは、正式なお別れもしないまま、不運に不運が重なったために疎遠になっていました。実はヨウの母親の言葉を信じるならば、彼女の家系には代々、「女性は男運の悪い料理人になる」という呪いがかけられていたのです……。

主人公の恋愛運の悪さが語られる部分での、アンディ&サミーのどたばたが、コテコテだけど軽妙かつ安定感のあるノリで息ぴったりでした。と、なると、どうしても映画初出演のジェリーは貫禄負けしちゃってちょっと可哀想だったかも。初々しさはあったけどね。

そう、初々しい、としか言いようがない。日本でも話題になったF4のテレビドラマを全然チェックしてないので、私にとっては、これが「初ジェリー」。だから、本来の彼のイメージとかはまったく知らないんですが。

雇い主である年上のお姉さまに一途に思いを寄せ、尊重しつつも甲斐甲斐しくサポートし、時に包容力も垣間見せるこの作品での役柄は、ほんっとに「いいやつ」というか、「いいコ」なんだよなあ。「そんな男の子、いないって!」とツッコミを入れたくなるくらいに、年下男ドリーム炸裂ですよ! しかしこれ、ジェリー・イェンの本来のファン層であるはずの、若いお嬢さんがたのウケはどうだったんだろう?

サミーの女友達2人とのやりとりも楽しそうだった。そのうち1人は、アンディが演じる登場人物の現在の彼女なんだけど、この人(Maggie Q)が、共感はできないけど、ものすごくかっこいい。優雅で、色っぽくて、潔くて。主人公も、やっぱり彼女を理解はできないんだけど、でも多分、一目は置いてるんじゃないかな、と思えるかっこよさでした。

そしてアンディ・ラウは、とことん非の打ちどころのない、節度と余裕のある紳士な大人キャラ。アンディ目当てで観た映画なのに、あまりに優等生すぎて萌えセンサーが発動しないぞ(笑)。髪の毛はもっと長いほうがいいと思うんだけどなあ。

チョイ役で、けっこう有名な俳優さんたちが「友情出演」と称してちらほら出てくるのが楽しい。おめでたいお正月映画だったからでしょうか。

つい先日、お友達とお茶していて、サミー・チェンの話題になり、「そんなに美人じゃないよね」みたいに言われたんだけど、久々にこうやって動いているところを見ると、ワタシ的にはやっぱりけっこうカワイイような気がしてきました。そりゃあ、5年前の『Needing You』の頃の可愛さは別格ですけれども。なんかさー、カメラのアングルによって、めちゃくちゃ可愛いときと、わりとフツーなときがあるんだよな、この人は(笑)。

Posted at 2005年8月10日 00:04

コメント

魔幻厨房、中国語練習?のためにDVDで見ました。女三人の会話とかはSex and the Cityの感じなんでしょうね。新宿から一気に銚子電鉄になるのが私的には驚きでした☆

投稿者 しー : 2005年8月10日 21:26



しーさん、こんばんは。
私は中国語、全然ダメなんで英語字幕のみでの理解ですが、女性3人の会話は、けっこうきわどい内容もありましたね。

あれは銚子電鉄だったのですか。新宿から乗れる電車ではないよな、とは思っていましたが。
そういえば、横浜中華街から徒歩で新宿にたどり着く『痩身男女』とか、東京国際フォーラムからスケボーであっという間に新宿にたどり着く『東京攻略』なんてのもあったなあ。香港映画界におけるワープ・ゾーンかも>新宿。

投稿者 ならの : 2005年8月11日 00:54





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