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2005年9月30日

2005年9月に読んだ本

読了本 | 書籍・雑誌

結局、先月からの読みかけ本の消化はあまりできなかった。


山口雅也『チャット隠れ鬼』(光文社,2005)
残念ながら、思ったほど楽しめませんでした。山口雅也という名前を見て、新奇なものを期待しすぎたのかもしれない。【Amazon.co.jp】


嶽本野ばら『下妻物語・完〜ヤンキーちゃんとロリータちゃんと殺人事件〜』(小学館,2005)
なぜに突然、殺人事件(笑)。最初の『下妻物語』のラストがあまりに鮮やかだったので、続編ねえ……と読みたいような読みたくないような気持ちでした。うーん、やっぱり、前のやつほどには楽しめなかったような気がする。しかし映画を観てしまったあとだと、どうしても桃子ちゃんの脳内ビジュアルが深田恭子ちゃんになってしまうぞ。乙女としての独自の価値観でハードボイルドに生きてる桃子とイチゴが、それでもやっぱり社会の中での自分の役割やそれぞれの道を見つけていくことになる今回の続編は、前向きでありながらもちょっと切ない。それが大人になるということなのだと分かってはいても。【Amazon.co.jp】


長野まゆみ『天然理科少年』(文春文庫,2005)
親本1996年、角川書店。長野まゆみっぽいものが読みたいときに安心して読めるいつもの長野まゆみ。……っていう感想はちょっと自分でもどうかと思うが。さすらい人な父親にくっついて全国各地を転々としているこのお話の主人公のような、幻想的な舞台設定から決して浮いてないんだけど、微妙に現実的な感覚も持ち合わせている男の子は好き。給食のメニューを参考にお父さん受けしない料理のレパートリーを増やしているところとか、ちょっとツボ。【Amazon.co.jp】


篠田顕子『愛の両がわ〜ボウス・サイズ・ナウ〜』(原書房,2004)
同時通訳者として非常に有名な方の自伝。お父さんのお仕事の関係で海外で暮らした子供時代(当時は船で2ヶ月とかかけて渡航するんだよ!)、国際基督教大学からボランティアとして参加した海外活動、そこで出会った人との国際結婚、離婚、通訳への転職、闘病……。
この人の仕事がらみのエッセイは前に読んでいて、すごい人だと思っていたのだけれど、こんなに波乱万丈な経歴だったとは。なんていうか、常に一生懸命、時には、自分に厳しすぎるほど、何事にも真面目に取り組んで成果を出してきた人なのですね。
ところで、この人が子供を産んでシアトル市に引っ越したのって、私が親の転勤でシアトルに引っ越した頃とほぼ同時期だということを初めて知ったよ。あの頃、おんなじ街にいたのか! まあ、あそこは当時から日本人が多くて、ただ日本人というだけでは同じコミュニティの住人にはならないので、うちの親とも接点はなかったと思うけど。【Amazon.co.jp】


伊藤理佐『やっちまったよ一戸建て!!』第1巻(文春文庫PLUS,2005)
親本2001年。著者の人が、半ば勢いで自分の家を建てるまでの顛末。この巻ではまだ建ってないけど。
自分たちが新居を建てる土地を探して不動産屋さんと一緒にさまよっていた頃のことなども、そこはかとなく思い出しつつ読了。あの頃、こんなのでいかがでしょう、と設計図を描いてもらっても、「激烈にめんどくさそう」としか思えなかった私です。で、結局は最初に購入しかけてた土地に横槍が入ったときに、ちょうどものすごく都合のよい場所に、かなり都合のよい間取りの中古の家が売りに出ているのを見つけたので、もうこれ買ってちょっとリフォームすればいーじゃん、となってしまったわけですが。やっぱり、あのまま新築で考えてなくてよかった。やっぱり、一からおうちを作るのって、激烈にめんどくさいんだ。わしらには無理だったよ。いや、ふつーの人は、その「自分だけの家」を作っていく過程も大変でありつつ楽しいんでしょうけど。【Amazon.co.jp】


二ノ宮知子『のだめカンタービレ』第13巻
初版付録のキャラクターしおりは、のだめでした。本当は黒木くんが欲しかった!【Amazon.co.jp】


藤谷陽子/原作・我孫子武丸『スライハンド』(マッグガーデン BLADE COMICS, 2005)
絵柄もストーリーも好みなのに……基本設定が出揃ったとたんに終了しているよ。これで続巻ナシなんてひどいや! 全然、問題解決してないじゃん! なんでこんなところで連載終わってるんですか! いつか、なんらかの形で続きが読めるといいなあ。できれば、我孫子さんの小説としてより、やっぱりこの絵柄の漫画として読みたいなあ。このビジュアルで脳内に定着したので。【Amazon.co.jp】

Posted at 2005年9月30日 05:56



All texts written by NARANO, Naomi. HOME