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2005年12月24日

今年のクリスマス・エール

ビールラベル

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毎年恒例、サンフランシスコの小さなビール会社、Anchor Brewingのクリスマス限定エールです。

毎年異なった秘密レシピで作られているそうなのだけれど、私の舌では違いがよく分かりませんでした。まあなんにせよ好みの味なので、違ってなくてオッケー。

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2005年12月30日

2005年12月に読んだ本

読了本 | 書籍・雑誌

現在、読んでいる本は、もう絶対に31日の夜までに読み終わりっこないので、今日のうちに今月の読了本リストを出してしまいます。12月は結局、活字の本を2冊しか読んでないや。


新井潤美『不機嫌なメアリー・ポピンズ―イギリス小説と映画から読む「階級」』(平凡社新書,2005)
非常に面白かった。イギリス人の書いたお話には幼い頃から馴染んでいても、日本人の感覚だとどうしても階級の意識って今ひとつ分かりにくいんだけど、さまざまな有名作品を題材に、どこにポイントがあるのかを説明してくれる。「おお、そうだったのか!」って思ったところがたくさんありました。ただ「ハリポタ」ファン的には、これを論じた章が、英国の学校制度や映画の子役たちのアクセントなどのことを中心に記述されており、あまり深く突っ込んだ話はなかったのが、ちょっと残念。だって、「ハリポタ」自体が、メインテーマの1つとして階級間の壁の問題に焦点をあてたシリーズになってきていることは明らかなのにさ(少なくとも私はそう思っています)。【Amazon.co.jp】


クリストファー・プリースト『奇術師』(ハヤカワ文庫FT,2004)
原書は1995年刊行の "The Prestige"。去年、邦訳が出版された直後に速攻で買って来たのに、今まで読んでなかったのは、そのあと家の中で行方不明になっていたから。来年の目標は、買い溜めた未読本の所在をもう少しまともに把握することです(涙)。何度か語り手を変えて進められる物語の、ところどころになんの説明もなくふと挿入される、違和感のある記述の意味が、終盤に近づくにつれて段々と明らかになってくるという構成が面白かった。あまり具体的な作品名を挙げると支障があるのですが、佐藤亜紀が好きな人ならこれも好きかも。史実とフィクションの絡み合いという点でも。現在、映画化の話も進んでいるようです。ひー、実在した変人天才発明家テスラ役にデヴィッド・ボウイだって(現段階ではまだ確定じゃないかもしれないけど)。【Amazon.co.jp】


以下、漫画本。


伊藤理佐『やっちまったよ一戸建て!!』第2巻(文春文庫PLUS,2005)
単行本は2001年(双葉社刊)。9月に第1巻を読んだきり、2巻を買いそびれていましたが、入手できてよかったよかった。そして前の巻ではまだ影も形もなかった一戸建てですが、ちゃんと完成してよかったよかった。3階建ての家にしようとしてるのに、直感的に理想を語っていると設計士さんから「それではワンルーム一軒家」とツッコミを受けるところとか、すごい笑った。【Amazon.co.jp】


高津カリノ『WORKING!!』第1巻(ヤングガンガンコミックス,2005)
ファミレスを舞台とした4コマ漫画シリーズ。作者さんがご自分のウェブサイトで連載していらっしゃる姉妹編(という位置付けでいいのかな?)のファンだったので、雑誌連載バージョンの単行本もずっと楽しみにしていました。とっても個性的なキャラクターたちが、自分自身の感覚で「普通」の言動を取るがゆえに無自覚に周囲とのズレを生じさせてしまうことによる可笑しさを淡々と(いや、やってることはけっこう過激だったりするんですが)描いていく、という作風は、ウェブでも商業誌でも同じ。でも好きなんだなあ。【Amazon.co.jp】


吉野朔実『少年は荒野をめざす』全4巻(集英社文庫コミック版,2003)
ぶ〜けコミックスで持っていたんだけど、夏に実家の私物を整理したときに処分したので文庫で買いなおした。1985年から1987年にかけて『ぶ〜け』に連載されていた作品。リアルタイムで読んでました。主人公たちとちょうど年齢的にもかぶってたんだよな。当時、本当に本当に、この作品は私にとって大切でした。ここ数年、何度か読み返しかけて、恐ろしさのあまりそのたびに途中でやめてしまっていたほど。やっと最後まで読み通せたよ。あの頃はこの作品を繰り返し読むことが私にとって「救い」であったのに、大人になった今では、この作品とあの頃の息苦しさや痛みがリアルに直結していて、いろいろよみがえってきちゃうので辛いのだ(笑)。それでもやはり、名作だと思うことには変わりない。絵柄も、これの次の連載作品(『ジュリエットの卵』)あたりから段々、シンプルかつ洗練されたスタイルに変わっていくのだけれど、この頃の緻密で艶のある絵も美しい。デビューの頃の繊細なんだけど微妙にまだ不安定さの残る絵柄から、今の洗練された完成度の高い絵柄への過渡期というか、「いいとこどり」なかんじですごく好き。【Amazon.co.jp】

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All texts written by NARANO, Naomi.