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2007年1月 7日

TRAQUAIR House Ale

ビールラベル

traquair.JPG

年明け最初のビールは、以前書いた予定どおりクリスマスに飲めなかったGouden Carolus Christmasの大瓶だったのですが、その次に飲んだのが、これ。ちょっとお高めなので、お祝い用のとっておきです(笑)。

スコットランドのTraquair Houseなる由緒正しいお屋敷内の、18世紀からの伝統を誇る醸造所で作られている、こってり系の甘味のあるエール。アルコール 7.2%

なんかもう、こういうのって、宴会の席で「とりあえずビール」とか言われるような、世間的に認識されてるビールとは「別の飲み物」ってかんじだよなあ。うっとり。

そんなこんなで、ご挨拶が遅くなりましたが本年もよろしくお願いいたします。
さー、今日は七草粥だ。


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2007年1月31日

2007年1月に読んだものメモ

読了本 | 書籍・雑誌


星野博美『転がる香港に苔は生えない』(文春文庫,2006年10月/親本:情報センター出版局,2000年4月)
香港がイギリスから中国に返還された1997年7月を挟んで約2年間、香港に住んでいた著者が、さまざまな人たちに出会い、いろいろ考えてみたノンフィクション。観光ガイドや旅行記には絶対に出て来ないような興味深い話が満載だし、香港に対する愛がものすごく伝わってくるんだけど、これ読んじゃうと、私のような者がミーハーに「香港って面白いよね!」なんてことは言っちゃいけないのでは……みたいな、うしろめたさも。シビアなのですよ。【Amazon.co.jp】


香山リカ『貧乏クジ世代―この時代に生まれて損をした!?』(PHP新書,2006年1月)
 バブル真っ盛りの頃にはまだ学生で社会に出て恩恵を得ることができず、いざ自分が社会に出たら不況になってました、という1970年代生まれの人たち(私もギリギリ入る)について、香山さんが観察して考察したあれこれ。
 うーん、貧乏クジ世代、なのかしら? 個人的には、どうせ私の場合は、もしあのバブルな時代に社会に出てたら、世間のペースの速さについて行けてなかったんじゃないかと思うので、どうでもいいやってかんじ。まあこんなもんでしょ。
 ……と、いう判断になってしまうこと自体が、香山さんのいう、この世代特有の「内向き、悲観的、無気力」な特質なのかもしれないけど。まあ、私は1970年代生まれと言っても、ここで中心的に取り上げられてる人たちと比べると、まだギリギリ、バブルの名残りの好景気の恩恵を少しは受けているはずなので、どっぷり就職氷河期だった人ともまた感覚が違うと思う。【Amazon.co.jp】


香山リカ『いまどきの「常識」』(岩波新書,2005年9月)
 2005年後半の本でも、「けっこう前の本」という印象になってしまうのは、最近の香山さんが、やたらめったらに、新刊を出しているから。でもちょくちょく、ネタがかぶっていたりするんだよね。要するに、香山さんの念頭にいつもあるので、その時点その時点で問題としているテーマに即した事例として、自然に浮かんでくるのでしょうね。
 最近は、香山さんははっきりと意識して読者に対して問題提起をしているというより、ご自分もロールモデルのないまま今の社会の中で今のポジションにいる状態について、いろいろ迷ったり戸惑ったりしていらっしゃって、いろんなことの模索過程をそのまま文章化しているんじゃないかなあ……と感じはじめた。で、この本なんかは、その戸惑いの一番分かりやすい部分というか。 【Amazon.co.jp】


中島義道『私の嫌いな10の人びと』(新潮社,2006年1月)
 まあとにかく、世の中、嫌いな人だらけだけど、中島先生がんばれ! と言いたくなりました。【Amazon.co.jp】


辻原登『ジャスミン』(文春文庫,2007年1月/親本:文藝春秋,2004年1月)
 「辻原登」さんって、まったく存じ上げないお名前だったのですが、たまたま帯のキャッチコピーで、中国の話のようだと悟って手に取ってみて、ぱらぱらめくったら、巻末解説がフランス文学研究者の野崎歓さんだったので、内容よく分かってないまま買ってしまった。以前読んだ、野崎先生の香港映画評論が、ものすごく好きだったので。
 文体がちょっと苦手なかんじで、入っていくまでちょっとかかったけど、いったん慣れたら面白かった。久々に、由緒正しい冒険エンターテインメント小説を読んだ、という気になった。ツッコミを入れたいところはあれど。多分、そういうところまで含めて、エンターテインメントなんだと思う。【Amazon.co.jp】

(以下、漫画本)

『Dearホームズ』は、原作では死んだと思われていた潜伏中の時期に、シャーロック・ホームズが実は魂だけを小さな人形に宿らせて、こっそりベーカー街に戻ってきていた……というぶっとび設定。かわいいです。もうちょっと読みたいなあ、というところで、さくっと終わって人間の身体を持ったホームズ本体が復活してしまったのが、寂しいくらい(笑)。

成田美名子の2作品は、なんか急に再読したくなって年末に発掘。これいつ頃の作品だっけ? 1980年代後半くらい?

『CIPHER』のほうは、雑誌連載時には断片的にしか読んでなかったので、メインの双子の区別さえ今いちついてなくて、あんまり意味が分かってなかった。あとで単行本でまとめ読みして、「おお! すごい話だったんだ!」って思った。

昔は、『ALEXANDRITE』のほうが分かりやすい話で好きだったんだよねえ。今は、作品としては『CIPHER』のほうが読み応えあって無視できないかんじ。でもどっちも好きだー!

改めて読むと、ディテールの描き込みが細かいのに驚く。アップルジュースの瓶などなど、いろんな製品がいちいち全部、当時の実在メーカーのパッケージそのままなんじゃない?

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All texts written by NARANO, Naomi.