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2007年8月17日

ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団

映画・テレビ

2007年、アメリカ映画
原題:Harry Potter and the Order of the Phoenix
監督:デイビッド・イェーツ
脚本:マイケル・ゴールデンバーグ
出演:ダニエル・ラドクリフ、ルパート・グリント、エマ・ワトソン他


7月14日に先行上映で観てきたんだけど(正式な上映初日は7月20日でした)、コメント今頃です。

相変わらず、キャスティングが適材適所ですごいよね、このシリーズ。お上品〜な立ち居振る舞いと裏腹な底意地の悪さがすっごいむかつくアンブリッジ(イメルダ・ストーントン)、原作描写でイメージしていたのよりずっと美人なのに、ふあんふあんとした口調も表情もまさしくルーナ!なイバナ・リンチちゃん、出番は少ないのに、おそろしくインパクト強かったヘレナ・ボナム=カーターのベラトリックス・レストレンジ。このエピソードから新登場のキャラも、もうこの映画を観てしまったら、次に原作本を読み返すときも、きっとこの姿で浮かんできてしまいますよ。

ただ、もともとのストーリーが複雑さを増してきているのに、映画は同じような尺で作らなければならないので、しかたのないことかもしれないんだけど、シリーズが進むごとに、「動く挿絵」として割り切って観れば楽しい……というような留保つきの鑑賞になってしまっている度合いも高まっているというか。

個々のシーンは、それぞれ素晴らしいクオリティで映像化されているので、そこで原作愛読者は、いつのまにか自動的に原作からいろいろ脳内補完してしまって、結局のところ純粋な「映画」そのものとしては味わってないというか。

でも、むしろそれでいいのかなあ、という気もします。たとえそういう楽しみ方であったとしても、楽しめているのだから、この映画を観た意義はあったのだ。

そして、原作を7巻ずっと読み続けているあいだ、登場人物たちのことを本当の知り合いのように感じて親近感を抱きつつその成長や変遷を見守ってきたのと同様に、映画のレギュラー出演者たちに対しても、「ああ、育ったねえ」などと、親戚のおばさんのような一方的な親近感と感慨を抱いてしまうのでした。

だからきっと、次もこの次も、私はこのシリーズの新作映画を、いそいそと観にゆくことでしょう。

それにしても、ルーナ(役のイバナ・リンチちゃん)かわいいなあ。

Posted at 2007年8月17日 10:04



All texts written by NARANO, Naomi. HOME