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2008年3月31日

2008年3月に読んだものメモ

読了本 | 書籍・雑誌

うっわー、もう31日か! 3月は、日数の少なかった2月よりもむしろ迅速に過ぎ去った印象。何故かなあ。

そうそう、今月の特大ニュース(ワタシ的)は、3月22日から公開されている映画『Sweet Rain 死神の精度』の監督と主要出演者による初日舞台挨拶を見たことです。ファン歴13年にして、初めて目の前に生身の本物の金城くんが……! 映画そのものの感想も、近日中に書くつもりですが、あまり期待していなかった(すみません)のがかえってよかったのか、けっこう気に入ってしまいました。

とりあえず今日のところは、今月読んだもののメモだけ簡単に。このうち数冊については、明日以降にもうちょっと言葉を足した感想文を出す予定。


グレゴリ青山『グ印亜細亜商會』(旅行人,2003年5月)
 漫画も少しあるけど、メインはエッセイ。目のつけどころが、いかにも趣味っぽくて独特。結局まだ、グレゴリさんのアジア放浪漫画を1冊も読んでいないなあ。「旅漫画の人」として名前を知ったのに。別途感想文を書きました。【Amazon.co.jp】


絲山秋子『豚キムチにジンクスはあるのか 絲的炊事記』(マガジンハウス,2007年12月)
 テーマはお料理なんですが、一人暮らしならではの豪快なネタもあって、ありがちな暮らし系エッセイとは違うテンションの高さ。別途感想文を書きました。【Amazon.co.jp】


絲山秋子『スモールトーク』(角川文庫,2008年2月/親本:二玄社,2005年6月)
 『豚キムチにジンクスはあるのか 絲的炊事記』を読んだあと、絲山さんの本業である小説作品を1冊も読んでいないというのは申し訳ないような気がしてきて、ちょうど平積みされてて目についた文庫本を買ってみました。
 別れた男が、いろんな高級車をとっかえひっかえして連絡してくるのに、ついつい反応してしまう、クルマ好きの主人公。自動車のことはさっぱり分からない私ですが、このお話のクルマ語りは面白かった。
 「おまけ」的に収録されてる外伝的な短編が、本編の主人公ではなく、「主人公のクルマ」のその後であろうと思われるお話なのも、ちょっとその距離感が面白い。【Amazon.co.jp】


三浦しをん『悶絶スパイラル』(太田出版,2008年1月)
 ごく普通の(?)日常のことを、これだけ面白くぶっとんで、そして時には深いところまで掘り下げて書けるのは、やっぱりすごい。別途感想文を書きました。【Amazon.co.jp】


石黒智子『わたしの台所のつくり方』(暮らしの手帖社,2007年3月)
 石黒さんがご自分でお使いの“日本で初めての「ガスバーナービルトイン、ダブルシンク、1.5ミリ厚18-8ステンレス製オーダーメイドシステムキッチン」”を紹介している本。キッチンに対する愛と思い入れが伝わってきます。別途感想文を書きました。【Amazon.co.jp】


梶原由佳『『赤毛のアン』を書きたくなかったモンゴメリ』(青山出版社,2000年4月)
 カナダの作家、ルーシー・モード・モンゴメリ(1874〜1942)にゆかりのある地を実際に探訪し、残されている日記や手紙を読み込み、生前の彼女を直接知る人びとにも取材しながら、その人生をたどっています。「アン」シリーズ以外のモンゴメリ作品も読んでみたくなりました。
 カナダに根を下ろし、モンゴメリ作品を愛する人たちの側に立ってモンゴメリの世界を究めつづけている著者だからこそ書けた本なのでは。別途感想文を書きました。【Amazon.co.jp】


斎藤美奈子『文学的商品学』(文春文庫,2008年2月/親本:紀伊國屋書店,2004年2月)
 小説にはさまざまな角度からの楽しみ方があるというのは同意。でも、こういう楽しみ方は、自分でやるのはとっても大変なので、斎藤さんが各作品にツッコミを入れまくってくれてありがたい(笑)。怠惰で凡庸な読者である私は、これからもだらだらと心の赴くままに、楽しむ努力をせずとも楽しめる本ばかりを読みつづけてしまいそう。【Amazon.co.jp】


酒井順子『携帯の無い青春』(幻冬舎,2007年11月)
 1966年生まれ(私と4つ違い)の酒井さんが振り返る、1970〜1980年代のあれこれ。懐かしいネタに「そうそう!」って思うよりもむしろ、同じものを見る視線が、こんなに違うんだなあ、というほうに感心。もちろん、単なる年齢差だけではないことは明白なのだけれど。別途感想文を書きました。【Amazon.co.jp】


中野翠『本日、東京ロマンチカ』(毎日新聞社,2007年12月)
 毎年恒例、週刊誌連載の時事コラム集。「中野さんの1年」をたどる、というような興味で読みたくなってしまう。別途感想文を書きました。【Amazon.co.jp】


三浦しをん『仏果を得ず』(双葉社,2007年11月)
 文楽という伝統芸能の世界を舞台にした「青春小説」……という趣き。たとえ主人公が30歳でも、青春なのだ! 別途感想文を書きました。【Amazon.co.jp】


以下、漫画本。


米澤穂信(原作)、饅頭屋餡子(作画)『春期限定いちごタルト事件(前)』(スクウェア・エニックス Gファンタジーコミックス,2008年3月)
 原作は、米澤穂信の同タイトル小説(創元推理文庫)。私は2005年1月に読了しました。そしてストーリーの詳細をすっかり忘れていました(おい)。 作画を担当した漫画家さんのペンネームに悶絶。饅頭屋餡子(まんじゅうや・あんこ)て! まさか、この作品(ヒロインが極度の甘いもの好き)のためだけに付けたペンネームじゃあるまいな? あるいは、ペンネームを基準にして、この原作にふさわしい漫画家を選んだとか。
 とっても可愛い絵柄。小説を読んでたときには、主役の2人って、そんなにきれいな顔をしている感じでは考えてなかったんだけど、原作本の表紙イラストのふたりを、そのまま漫画絵に移し替えて描いたら、たしかにこういう感じかも……ってことも思いました。【Amazon.co.jp】


『ハチミツとクローバー』全10巻(講談社,2002年8月〜2006年9月)
 「のだめ」と比較して語られることが多いようなので気にはなりつつ、読みそびれていたら、友達が全巻貸してくれたので、一気読み。……なるほど。いちおう主人公っぽいひとはいるけど、むしろ群像劇な印象。
 なんていうか、社会に出る直前の若者たちの、ぐるぐるしちゃってる感じとか、恋愛感情に振り回される感じとかが、なんとも心に刺さります(苦笑)。才能に恵まれているひとにも、そうでなく自分の資質の見極めにさえ難航しているひとにも、それぞれの葛藤や成長があって。
 そして、そんな若者たちを見てもどかしかったり愛おしかったり過去の自分を思い出してのたうちまわってしまったり、ともすれば巻き込まれてしまったりする、も少し歳を食ったひとたちの視線があって。
 個々のキャラのエピソードを丁寧に描写しているのに、結局はそういった、人生の中のある一時期が普遍的な「全体像」として印象に残るようなお話でした。【Amazon.co.jp】


二ノ宮知子『のだめカンタービレ』第20巻(講談社,2008年3月)
 のだめは、やっぱり普通の育て方では順当に育たないタイプの天才なのかなあ。千秋くんは、のだめのためを思うのと、のだめに自分と同じ世界にいてほしいのと、のだめのピアノに魅せられててその先を見たいのとが、切り分けできなくてごっちゃになってる感じでしょうか。そしてオクレール先生の真意が明かされるときは来るのでしょうか。……と、いうようなことはさておき、黒木くん頑張れ(いつも結局はこればっか)。【Amazon.co.jp】


荒川弘『鋼の錬金術師』第19巻(スクエア・エニックス ガンガンコミックス,2008年3月)
 ホーエンハイムさんって! そういうことだったのかっ!【Amazon.co.jp】

Posted at 18:54 | 個別リンク用URL | コメント (0) | トラックバック (0)

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All texts written by NARANO, Naomi.