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2008年8月31日

2008年8月に読んだものメモ

読了本 | 書籍・雑誌

(実際には現在すでに9月11日なんですが、やはりいつもどおり8月末日付の記事にしておきます。)



Debbie Macomber "Back on Blossom Street" (Mira, 2008年4月/ハードカバー:2007年5月)
 "The Shop On Blossom Street""A Good Yarn" に続く、米シアトル市内の毛糸屋さんを舞台としたシリーズ3作目。店主のリディアと、お店で主催する編み物教室のメンバーが友情を深めつつ、それぞれプライベートで抱えている問題に向き合っていく……といういつものパターンですが、シリーズ初期では自分の問題で手いっぱいだったリディアが、今回はひたすらお姉さんと姪っ子のために心を砕いていたり、シリーズ第1作でハッピーエンドを迎えて2作目では脇キャラになってたアリックスが、ふたたび主役の一人として復活し、新たな問題に直面してたり。アリックスはすごく好きなキャラだったので、その後のことが分かってよかったです。【Amazon.co.jp】


信田さよ子『母が重くてたまらない 墓守娘の嘆き』(春秋社,2008年4月)
 どうしても自分と引き比べて読んでしまうのだけれど、私の場合は、いま自分の意識下で支配力をふるって私の気分を重くしているのは「仮想母」なんじゃないだろうかという気がしている(笑)。だから(少なくとも、いま実家にいる母でなく生みの母に関しては)、自分のなかでどう整理をつけるかだけの問題なんだよなー。【Amazon.co.jp】


NHKスペシャル「ワーキングプア」取材班・編『ワーキングプア 解決への道』(ポプラ社,2008年7月)
 番組情報をネットで知ったとき興味が湧いていたのに、普段テレビを見る習慣がないために結局、見ずに終わってしまったので。【Amazon.co.jp】


Robert J. Sawyer "Rollback" (Tor Books, ペーパーバック2008年2月/ハードカバー2007年4月)
 ここ最近のソウヤーでは、いちばん好きかも。またしても「宇宙人とのファーストコンタクトもの」ですが、なかなか新鮮なアプローチでした。そういうテーマを扱いつつ、ものすごく卑近なところでキャラがぐだぐだと悩んで、その悩みの焦点となる倫理感が全体のテーマにつながっていくのが読ませどころであるのは、ほかの作品とも共通。そういう意味では、本当に本当に、ワンパターンな作家なのだ、ソウヤーって。ただ、いつもの「最後の最後になって唐突に大風呂敷広げてます」感が今回はちょっと抑制されてる感じで、そこが私には受け入れやすかった。近いうちにもうちょっと長い感想文を書きたいです。
 これで現時点でのソウヤー長編を制覇してしまったので、短編集に手を伸ばすかどうか迷うところ。【Amazon.co.jp】


相原茂『はじめての中国語「超」入門」(ソフトバンク新書,2007年4月)
 1回、読んだからってさっくり頭に入るものでもないんですが、ひととおり面白くは読みました。
 ところで、発音表記で ü(yu)となる中国語の音を説明するのに、この著者は「横笛を吹くときの口の形」と書くのですが、果たしてこれを読む日本人読者の何パーセントが横笛を吹いた経験の持ち主で、この表現にピンと来るんでしょうか?
(とは言え、私ごときでも、小・中・高と習っていたフルートのみならず、一度だけとはいえ雅楽に使う横笛も吹かせてもらった経験があるってことは、実は私が知らないだけで、日本人なら誰でも、横笛くらいはちょっと吹いてみたことがあるものなのかもしれず。)【Amazon.co.jp】


中島梓『ガン病棟のピーターラビット』(ポプラ文庫,2008年8月)
 ずいぶん長いこと、中島梓(栗本薫)さんの本って、読んでませんでした。「グイン・サーガ」は、えーと、1997年頃までは読んでいたのかな? 乳癌の手術をなさったときのことを書いた本は、ハードカバーで読んでますが、あれはいつ頃だっけ(……いま検索したら1992年刊行だった)。
 最近また入院なさったことはなんとなく知ってたのですが、こうやってそれがテーマの本が出てるのを見ちゃうと、やっぱり厳粛な思いでしんみりします。身辺のいろんな描写に、時の流れを感じました。【Amazon.co.jp】


以下、漫画本。


浦沢直樹『PLUTO』第6巻(小学館ビッグコミックス,2008年7月)
 おそらく、ベースになってる「鉄腕アトム」のエピソードのとおりの展開だろうから、そっちを知ってる人には予想できたことなのでしょうけれど、ずーんと来ました。切ないなあ。【Amazon.co.jp】


清水玲子『秘密(トップ・シークレット)』第5巻(白泉社ジェッツコミックス,2008年7月)
 岡部さんメインの番外編が、とてもよかった。いい人だなあ。本編は、相変わらず残酷にやりきれないところへ持っていきます。薪さん、青木くん、三好先生の関係がどうなっていくのかも気になります。【Amazon.co.jp】


二ノ宮知子『のだめカンタービレ』第21巻(講談社,2008年8月)
 そ……そんなところで「次巻につづく」なんですかっ。そろそろ、「こんなに笑えるクラシック音楽があったのか!?」という帯のキャッチコピーは、あんまりそぐわなくなっているのでは。【Amazon.co.jp】

Posted at 2008年8月31日 13:24

コメント

はじめまして!以前からちょくちょくお邪魔させてもらっています。
横笛でピンとくる人は少数派だと思いますよ。でも実は私も雅楽の横笛吹いたことあります…(笑)「ü」の音は「ウの口の形のままでイと発音する」と習いましたが、横笛と言われてみれば確かにその方が近いと思いました。(口角に力を入れるとそれっぽく聞こえる気が)
光良の新曲「右手邊」出ましたね。いつも通りのバラードですが、この「いつもの感じ」が好きです。歳のせいかな…。

投稿者 bokzar : 2008年9月24日 17:02



こんにちは。コメントありがとうございます。初めての方が書きこんでくださることの少ないブログなので、嬉しいです。

やっぱり、「横笛を吹くときの」って言われても分からない人のほうが多そうですよね? 著者の相原先生は、横笛をたしなまれるのでしょうか。

そしてbokzarさんも、光良をお聴きになる方でしたか!
そうですね、「右手邊」、いつもどおりと言えばそうなんですけど、その「らしさ」が好きです。

投稿者 ならの : 2008年9月25日 12:49





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