光良ページ TOP虫干し部屋 indexHOME

2007/04/15
BACK


第1次個人創作專輯


第1次個人創作專輯
2001年5月10日
滾石唱片
台湾
[44:19]


1. Intro (0:28)
作曲:光良

2. 單戀 (4:28)
作詞:張天成/作曲:光良/編曲:Mac Chew

3. 第一次 (4:20)
作詞:張天成/作曲:光良/編曲:Mac Chew

4. Stop Now (3:30)
作詞:Niklas Johansson・Peter Sjostrom・葛大為/作曲:Niklas Johansson・Peter Sjostrom/編曲:Mac Chew

5. 我愛[イ尓]・在[ロ那]裡 (4:29)
作詞:十方/作曲:蕭人鳳/編曲:Mac Chew

6. 如果[イ尓]還愛我 (4:40)
作詞:光良/作曲:光良/編曲:Jenny Chin

7. 朋友首日封 (4:53)
作詞:陳靜楠(マレー語:光良)/作曲:光良/編曲:Mac Chew

8. 回到一個人 (4:18)
作詞:瑞業・陳沒/作曲:光良/編曲:Mac Chew

9. 電梯 (3:28)
作詞:瑞業/作曲:梁謝龍/編曲:五月天

10. 我想去個地方 (3:28)
作詞:葛大為/作曲:光良/編曲:Mac Chew

11. [イ尓]好[ロ馬] (4:45)
作詞:葛大為/作曲:光良/編曲:光良・五月天

12. Ending (1:00)
作曲:光良

デュオ解散から約1年後に出た、初のソロCD。ものすごく「そのまんま」なアルバム名ですね。まあそれも、ある意味すがすがしい?


これでソロ活動のスタートを切ったんだ……という先入観に左右されている部分も、ないとは言い切れませんが、なんだかやっぱり、全体を通して聴くと「若々しい!」と感じます。不思議なことに、もっと若いときに発表されているデュオ時代のアルバムよりも、むしろこっちのほうが、みずみずしい印象を受けました。


アレンジのせいもあるかな。このアルバムの収録曲は、どれも編曲が洗練されてる。デュオ時代の曲に時たま感じた、過度にウェットな雰囲気(もちろん、あくまでも私の好みの問題なんですが)がなくて、光良の声の透明感にマッチしています。


また、個人的には2作目『光芒』よりもこちらを聴いたときのほうが、大ヒットした3作目『童話』以降の光良への軌跡がすんなりと想像できてしまいます。エッセンスのようなものは、ずっと最初からそこにあったのだな、ということを、このアルバムからは強く感じるのです。


新参ファンには、リリース当時の雰囲気は知るよしもありませんが、デュオ解散以降、どうなることやらと、どきどきしていた「良品」ファンの人たちも、これでソロ活動の開始は光良にとって、進むべき道だったんだろうな、と納得できたのではないでしょうか?


(各曲について、この下でちょっとだけコメントしてみました。くどいようですが、中国語の分からない人間がウェブ上の自動翻訳プログラムと中日辞典に頼りながら勝手なことをほざいているだけなので、あまり本気に取らないでくださると助かります。)


*


單戀
 「片思い」というタイトルとは裏腹に、ノリのよいポップに明るい曲調。でもどこか、歌い方にとても真摯なところがあって。この何かもう、報われなくたって片恋だっていいんだ……と前向きにふっきれたような突き抜け感と、最後に繰り返されるフレーズのさりげなく達観したかんじが、むしろいとおしく、切ない。


第一次
 別ページでも書いたように、この曲のプロモーション・ビデオを見たことで、私はその前から気になり始めていた光良に、完全に「落ちた」んです。しかし映像とは関係なく、やっぱり曲そのものが、よいのだと思う。ひたむきさを感じさせる歌い方をしているときの光良がいちばん好き、と今でも常に思っているのは、[ロ屋] 第一次我……」のあたりからの一つ一つの言葉を噛みしめるように大切に大切に歌っているところを聴いて、初めてきゅーんとやられた瞬間が忘れられないから。
 歌詞を読み解いてみると、自分に自信のない奥手な男の人が、好きな人のためにさまざまな最初の一歩を踏み出した心境を歌ったもののようで、この前の「單戀」と続けて聴くと、なんだか光良さんって、恋愛に関してはものすごく「控えめな人」なのかしら……というイメージが形成されてしまうのでした。歌詞なんてフィクションなのにね。


Stop Now
 光良自身が作った曲ではないのですが、とてもフレッシュなかんじで、大好き。恋愛が始まるときの、わくわくする気持ちや、相手の気持ちを量りかね、翻弄されてはらはら、どきどきする気持ちが、熱くなっていく心に「Stop now……」と呼びかけるフレーズでかえって浮き上がる。決して派手ではないけど躍動感のあるメロディライン。
 なんだかねえ、「若いなあ、そして(いい意味で)青いなあ」というような、勢いを感じる歌い方になっています。とにかく絶対にこのアルバムの光良のほうが、デュオ時代よりも若々しいって!(笑)


我愛[イ尓]・在[ロ那]裡
 歌詞がよく分かってないのですが(いや、どれについても、分かっていないのですが)、すれ違いと仲直りの歌?(全然、違うかも。)歌声だけ聴いたイメージでは、一途でやさしいかんじ。いいなあ。


如果[イ尓]還愛我
 これって、デュオ解散記念コンサートにおいて、単独のピアノ弾き語りでやってた曲ですよね? ということは、解散前からすでに出来上がっていたわけで。でもデュオCD収録のソロ曲として聴くよりも、こっちのアルバムに入っていたほうが、なるほどしっくり来るみたい……と思ってしまうのは、先入観のせいでしょうか? なんとなく、切々とした歌い方のなかにも突き抜けたような、どこかからりとしたものがあって、デュオ時代よりも「今」に近い雰囲気を感じたのです。伴奏のアレンジがピアノをメインにした比較的シンプルなもので、弾き語り時のイメージとあまり食い違わないのもよい。


朋友首日封
 これも大好きな曲です。さわやかで前向きな雰囲気のメロディと裏腹な、切ない歌詞。新たな世界に飛び立ってゆく彼女のために黙って身を引きつつ、彼女を想う気持ちだけは保ち続けて、友人として支えてあげるつもりの主人公。「少了情人、今後多個朋友(恋人を失って、これからは友人が増える)」ですからね。
 誠実に淡々と言葉を連ねてゆく、のびやかで透明な光良の声のおかげで、まったくキレイゴトなかんじがしません。ほんとに、真剣にそう思っているのね……と素直に心に入ってきてシンクロしてしまいます。サビの部分のコーラスにマレー語が入っているのが新鮮。やっぱりこの人は、マレーシア人なのだなあ、と。


回到一個人
 これも、切々としながら、過度な湿気が感じられないところが好き。淡々とどこか遠い一点を見据えているようなイメージ。決して斬新さはないのだけれど、その代わり、しんみりとした懐かしさを覚える旋律。


電梯
 台湾の人気バンド「五月天(メイデイ)」のメンバーが手がけた編曲によって、光良の持ち歌にしては異色な、エレキ弦の音が耳に残るアップテンポでノリノリのアグレッシブな曲に。
 これ、中国語の分からない人間が、まずは虚心坦懐に歌詞カードの漢字すら見ずに聴いてみたところ、リズミカルな「上上下下 來來去去 進進出出 高高低低」というリフレイン部分の発音が、ものすごく面白かったのです。意味も分からないまま、思わず一緒に口ずさんでしまいそう。
 そして、苦労して曲がりなりにも歌詞の大意をつかんでみると、「こんなにノリノリで楽しそうなのに、実はこのアルバムの収録曲の中でも、群を抜いて奥手で引っ込み思案な人の歌なのでは!」という気がしてきて(どうも、同じマンションに住んでてエレベーターで一緒になる女の人を、ただ見てるだけ、みたいな内容なのではないかと……)、さらに面白かった(笑)。


我想去個地方
 旅心がテーマの、このアルバムの中で唯一、ラブソングでない曲(多分)。メロディラインが、ほかと比べてちょっとドラマチックなかんじ。「如果[イ尓]還愛我」の場合とは反対に、これはデュオ時代のCDに入っていたとしても違和感なかったかもなあ、という気がしました(あくまでも、私の直感的なイメージですが)。しかしドラマ性もセンチメンタリズムも、あくまでもさりげなくて、絶対に押付けがましさや暑苦しさはないんだよな、この人の作る曲は。


[イ尓]好[ロ馬]
 この曲の一部が、「第一次」PVのキュートでハッピーなエンディング場面において、スキャットで使われているんですよね。大団円にふさわしい、ほっと安心するようなやさしいメロディ。
 しかしながら、実際のこの曲の歌詞はといえば、どうやら、遠くへ行ってしまって一人で頑張っているはずの彼女が恋しくて寂しいというような内容みたいなのでした。なんだかまるで、「朋友首日封」の裏バージョン……(笑)。
 でもね、一人で頑張っているときに、遠くでこうやって思ってくれてる誰かがいるかもしれないのって、すごく心強いことだと思うのですよ。そういうことを改めて感じさせてくれる、光良の歌声が、やっぱりとても好き。



*


 こうやって感想を書いてみて、私って本当に本当に本当に、このアルバムのことを大切に思っていたんだなあ――ということを、あらためてしみじみつくづくと実感してしまいました。わはは。




BACK


光良ページ TOP虫干し部屋 indexHOME